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心意喪失

作者: くるがや

心を失くしてしまえたら、

心が無いと悲しむ事さえ無くなるのに。


平穏が欲しいです。

心が動く事の無いように。

悲しみも喜びも手放して、

死んでしまってもいいのです。

何もかもを削ぎ落して、

機械になりたいです。


私にとっての死は解放であるのです。

生という呪縛から、心という重荷から、

人間の不可解で複雑な感情から、解放されるのです。

それはきっと私にとって喜びでありましょう。


誰でもいいような世界で、

何処へでも行ける気軽さで、

羽をまとって、あの空へ。

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