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プロローグ

 繰り返し押し寄せてくる腹部の切り裂けそう痛みに朦朧としてきていた私は、記憶の中に似たような痛みを感じた事があったのを思い出していた。

 ふ、っと気が抜ける瞬間がきて、あれは何なんだろうと考えているとまた、腹部がネジ切れそうな痛みが襲ってきた。


「まだ、まだですわぁ〜、まだイキんではダメでございますからねぇ〜。はい、呼吸を止めないで、フゥ〜、フゥ〜・・・」



 っ?!

 私、今何処にいるの?

 コレは何?



 半ばパニックになりながら周囲を見渡すと、キングサイズはあろうかという広い天外付きのベッドに横たわった私を囲む様に、正統派なスカート丈の長いメイド服を着た、二十歳そこそこからアラフォー手前くらいに見える15、6人くらいの女性たちがいた。


「頭が見えてまいりましたから、次の痛みに合わせて思いっきり、下腹部に力を入れてイキんで下さいませ」



 ・・・取り敢えず私は、現在、分娩の真っ最中らしい






まだ、正体不明

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