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4話 放課後の約束…

 今日も天気は良いし、良いことがありそうだなと思いながら寮から校舎に向かっていた。すると後ろの方から、


「おーい、ウィン。一緒に教室までいこうぜ!」


ユウに呼ばれた。断る理由もないし別に良いかと声を掛けようとすると既に追い付いていた。


「なあ、今日は授業も午前で終わりだし放課後に街にいってみないか」

「そうだな、どんな店があるかも見てみたいし良いかもな…」

「そうか!じゃあ、放課後に6番街道の勇者像の前に集合な」


勇者像なんてものがあるのか。まあ、嫌という訳じやないが何かなあ…


「飯はどうするんだ…?」

「どっか適当に行けばいいだろ」

「それもそうか…」


 そんな会話をしているうちに教室に到着した。

 入ったとほぼ同時にアリスが話し掛けてきた。


「あ、ウィンくんとユウくん!放課後、皆で街に行かない?」

「お、丁度俺達も放課後に街に行こうと思ってたんだよ。なあウィン、アリスと一緒でも別にいいか?」

「ああ、別にいいぞ…」


別に一緒でも1人や2人変わらないしな。


「よかったぁ!じゃあ、折角だしセレナも呼んで4人で周らない?」

「俺は別にいいけどユウはどうだ…?」

「ん、ああ別に大丈夫だぜ」

「分かった!じゃあ、放課後までにセレナも誘っとくね!」


その後も、制服で行くかや昼食はどうするか等の話しをしてると先生がきた。


「今日の朝のホームルームは色々と決める事があるから1時限の授業も潰して決める事になる。皆、感謝しろよ!」


先生がこんな調子でいいのかと皆が思っていると先生が話し始めた。


「えぇー、まずは今月の終わりにある騎士団への二泊三日の宿泊訓練があるのは皆知ってるよな?」


全員頷く。


「1班3人の班を作ってほしい。それにあたってだが、武器を受ける奴は武器の奴と、体術を受ける奴は体術の奴と、魔法を受ける奴は魔法の奴と組んでほしい。今から10分位時間をやるから好きな奴と組め。はい、じゃあ始め!」


そう言われ皆自由に組み始めていると、


「なあ、ウィン。お前もたしか武器だったよな、一緒に組もうぜ」

「ああ…いいぞ…」

「よし、あと1人だな」


最後の1人をどうするか考えているとアリスから声を掛けられた。


「ねえ、ウィンくん達も武器だったよね!一緒に組もう!」

「俺達は別にいいけど、お前は他の女子と組まなくていいのか?」


ユウがそんなことを聞いた。まあ、確かに女子は女子と組んだ方が良いのではないか?


「私の他に武器を選ぶ女子がいないから大丈夫!」

「まあ、それならいいが。ウィンはいいか?」

「ああ…別にいいぞ…」


そして、俺達は宿泊訓練で一緒に班を組むことになった。


「よし、じゃあ班長を決めたら前に来て紙に班員の名前を書いてくれ」


先生から次の指示があった。


「んー、俺はパスかな。そういうの得意じゃないし」

「私もパスかな。ウィンくんはどう?」

「俺はどっちでもいい…」


実際、班長になったって別に変わらないしな。


「よし、じゃあウィン頼むな」

「よろしくね」

「ああ…分かった…」


全班決まると後は特に大事ということはなかった。そんなこんなで授業も終わり放課後になった。





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