始まりの物語 02
すみません!昨日出すと言っていたのですが出せませんでした!
なので今日は2話出します!本当にすみませんでした!
「ウォルや…お主も魔王を倒す旅に出るのだな…」
「はい王様」
俺はラインドさんとエストさんと共に今日から魔王を倒す旅に出ることにした。
「もう少し城に居てはどうじゃ?ほれお菓子もあるぞ?」
「王様…俺だって行きたくないとは思いますけど…これも多くの人々を守るためなのです」
「でも…いくら何でも城に来てから1カ月で旅に出るのはおかしいじゃろ!?」
「王様、ウォルには俺とエストもついていますので…安心してください…」
「いやじゃ、いやじゃ!わしはウォルといるのじゃ!」
王様はこの1カ月で俺を本当の孫のように接してくれたのは良かった…だが、とんでもなく過保護になってしまった!
「ウォル、そろそろ行きましょうか…」
「はい、エストさん…」
さすがにこれ以上は時間が勿体無いと判断した俺とエストさんは近くの騎士に王様が追って来ないように頼んで旅に出た。
「王様ー、必ず帰ってきますからー」
「いやじゃー!待つのじゃウォルー!」
こうして俺とラインドさんとエストさんの3人で魔王を倒す旅にでた…
街の門を出た俺達は、腕試しの為に魔物を探していた。
「そろそろ見つかる頃だなウォル」
「そうですかね?」
「いましたよ二人共!スライムです」
そうして現れたのはエレキスライム、電撃を使い相手を麻痺させたりしてくる厄介な魔物だ。
「じゃあ、初めてなので俺から戦っていいですか、ラインドさん?」
「おう、頑張れよ」
俺はスライムの近くまで来て魔法の詠唱を始めた。
相手は電撃が得意だから地属性の魔法を使うことにした。
「~~~サンドボール!」
俺がいま使った魔法はサンドボールと言って土の玉が相手に飛んでいく魔法らしい。
ードンッ!スライムに当たったらスライムの中心には穴が空き貫通していた。それを見ていたラインドさんとエストさんは信じられないという様な顔をしていた…
「倒しましたよ二人共?」
「あ、ああ…」
「そうですか…?」
こうして初めての魔物狩りも成功して、近くの村に向かうことになった。
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私とラインドは目の前の光景に驚いていた…小さな子供が下級の魔法で魔物に風穴を空けて倒してしまったのだから…
普通だったらスライムといえど数分かけて戦い確実に倒すのだから…それがこの子は下級の魔法とは思えない威力の魔法を使って一撃で倒してしまった…
「なあ…エスト…」
「なんですかラインド…?」
「俺達いらなくね?」
「そうですね…」
これがその後に英雄と呼ばれる少年の初めての魔物との戦いだった…




