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12話 A級魔物との遭遇…

 俺達は森の中に入り、主にゴブリンや狼系のC~D級の魔物を狩っていた。

 魔物にはS、A~EランクがありE級が学園の生徒が3人以上でD級が学園の生徒が5人以上、C級が学園の生徒15人以上または騎士団の兵士5人以上、B級が騎士団の隊長1人以上の学園の生徒が100人以上、A級が騎士団の隊が10以上、S級が騎士団の全ての騎士達が必要となる。


「おし…78匹目…」

「なあ、アリス…」

「なに?ユウくん…」

「ウルフ系の魔物って普通は俺達じゃあ狩れないよな…」

「ははは…そうだよね…」

「ん…どうした二人とも…?」


何故かユウとアリスが遠い目をしている。あ、そうか!自分達も魔物を狩りたいのか!


「よし…!じゃあ次はアリス達の番だな、待ってろウルフ探してくるから…」

「いやいや待てよ!?俺達は死ぬって!?」

「私達は無理だよ!?せいぜいゴブリンかスライム1体だよ!?」

「そうか…ゴブリン探すか…」


別に後は狩らなくても良いしゴブリン探して殲滅させるか。

 そして、俺達は森の中のゴブリン達を探しに再び歩きはじめた。


「お、いたいた…数は…2匹か…丁度いいかな…」

「よし!じゃあ行くぞアリス!」

「うん!ウィンくんは手を出さないでね!」

「はいはい…」


二人で戦うらしい、アリスとユウは武器を使うタイプだからゴブリン相手には有効だな。そして、二人の戦いが始まった。

 まず、ユウだがユウは大剣を使うから自分からは向かわずに石を投げて1匹の注意を自分に向ける。そして、向かって来たところを大剣で横に真っ二つにするという戦い方だ。


「よっしゃ!アリス、こっちは終わったぞ!」

「わかった!待ってて!」


  次にアリスだが、アリスは短剣を2本使い二刀流として戦う。まずは相手の後ろに向かって走り、すれ違いざまに腕を斬り落とす、相手が慌てている隙に同じように反対の斬り落とす。最後に首を落とせば終わりだ。


「こっちも終わったよ!」

「おー、お疲れ様だな」

「お疲れ二人とも…」

「ああ、中々に疲れるなこれは」

「うん、私はやっぱり1度に1体が限界だね」

「それじゃあ、そろそろ昼飯にするか…」

「おおー!」

「やったー!」

「お前らが戦ってる間に作り初めてたから後はスープを煮込めば終わりだ…」

「もう!?」

「ウィンくん、料理できるの!?」

「ああ…簡単な物ならな…」

「へえー、凄いね!」

「アリスはどうなんだよ?ウィンも気になるよな」

「あ、えーと、私は料理はちょっとねー…そういうユウくんはどうなの!?」

「お、男は料理なんか出来なくても良いんだよ!」

「男でも料理できないとこれからは辛いぞ…」

「う、それはそうだが…」

「そうだよ、ユウくん!」

「アリス、お前は女子なんだから尚更だぞ…」

「は、はい…」

「まあ、出来たから早く食べたら魔物を探しに行くぞ…」

「「はい…」」


そして、俺達は昼食を食べて再び魔物を探し始めた。


「ん、何だ…?」

「どうしたウィン?」

「どうしたのウィンくん?」

「いや、奥の方に変な気配があるんだ…」


明かにおかしい、周りの魔物の何倍も強い魔力をもったのがいるな。今は二人もいるし急いで距離をとれば……!


「急げ!距離をとるぞ!何かがこっちに向かって来る!」

「ど、どうしたんだよウィン!?」

「え、なになに!どういうこと!?」


そして、俺達は急いで距離を取ろうとしたが手遅れらしい…。


「二人とも俺の後ろの方ににいろ!」

「わ、わかった!」

「うん!わかった!」


俺の後ろに二人を待機させ魔物を迎え撃とうとするが次の瞬間、6メートルもある巨大な狼が爪で襲ってきた!


「ぐ…!」

「ウィンくん!」

「大丈夫だ!急いでここから逃げろ!」

「でも、ウィンくんが!」

「いいから急いで逃げろ!」

「ぐっ、わかった!死ぬなよウィン!」


二人は急いでこの場から逃げ、周りの班にも逃げてもらうようにたのんだ。

 魔物の攻撃だが、俺は咄嗟に片手剣で攻撃を受け止めたが少しダメージを受けたらしい。


「エンシェントウルフか…なんでこんなとこに…」


エンシェントウルフはA級の中でも特に強く黒い毛が特徴の魔物だ。魔法耐性がとても強く上級以上の魔法でも余り効果がない。なので、近接戦で戦うしかないので騎士団でも数十人の犠牲で済めば良いくらいだ。


『グルル…』

「チッ!ケモノ風情が!」


俺は受け止めた爪を突き放し体制を崩した隙に剣に魔力を通し強化し体も身体強化の魔法を使い強化する。そして、1度距離をとる。


「よし!ここからだ!」


そして、俺とエンシェントウルフの戦いは始まった。

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