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11話 魔物狩り…

 俺達は周りと同じように早朝から街の門の前に集まっていた。そして、ラインドさんにより説明が始まった。


「よし!全部の班揃ったな!では、これより宿泊訓練最終日の実戦を始める!!」

「「おおー!」」

「皆、元気は良いかー!」

「「おおー!」」

「「やる気は十分かー!」」

「「おおー!」」


みんなテンション高いな、何時まで元気でいられるか見物だな。


「これからルールを発表する、ルールは3つあり1つは制限時間だ!制限時間は午後6時まで、それまでに訓練場に戻らなかった場合は失格だ!」

「2つ目は獲物の取り合いについてだ!獲物については止めを刺すだけでは倒した判定にはならずに戦っていた班に獲物がカウントされる!この話の後に倒した獲物が自動でカウントされるプレートを渡す!」

「3つ目は妨害についてだ!妨害した班はエリスの魔法が反応するので注意すること!」

「ルールは以上だ!次に注意することについてだ!注意することは強力な魔物についてだ、自分達が危険だと判断した魔物については減点などしないので急いで撤退すること!その他に盗賊等についても急いで撤退すること!わかったな!」

「「はい!」」

「では、プレートを貰った班から出発!絶対に死ぬなよ!」


そうして俺達の魔物狩りは始まった。


「よし、じゃあまずはこの辺りで狩りをしよう」

「うん!」

「そうだな…」


絶対に1位にならなければ!こうなれば策敵魔法で片っ端から魔物を見つけて倒さなければ!

 そして、俺達は平原にやってきた。


「こっちに魔物がいる気がする…」

「そんな感でわかるはずが…」

「いたよ!?」

「なぜに!?」


よし、グリーンスライムか…スライム系の魔物に剣などはきかない。仕方ない…魔法で倒すか。


「《ファイアボール》」

「な!?」

「え!?」


俺が放ったファイアボールという魔法は炎属性の魔法で下級魔法だ。

 魔法は聖魔法、闇魔法、炎属性、水属性、地属性、雷属性の6種類があり。その他に神やそれに値する者が使える神属性、ドラゴンなどが使う竜属性、魔族や魔王が使う魔属性の合計9種類ある。それぞれの魔法に下級、中級、上級がある。魔法は使う者が込めた魔力の量によって威力が変わる。

 俺が込めた魔力により中級以上の威力になっている。この威力なら大抵の雑魚なら倒せる。それによりグリーンスライムは一瞬で炭となった。


「・・・」

「・・・」

「・・・」

「・・・」

「・・・」


無言の時間が続く。アリスとユウは目を白黒させて口を開けている。


「よし、行くか…」

「いやいや、ちょっと待てよ!?」

「なんだ…?」

「なんだ…?じゃなくてな、明らかにおかしいだろ!?」

「何がだ…?」

「百歩譲って魔法が使えることはいい…だが無詠唱で下級魔法があの威力っておかしいだろ!?」

「どどど、どういうことなの!?」

「大丈夫だ、問題ない…」

「いや、お前が問題なくても俺達があるよ!?」

「よし!行くか…!」

「いや、ちょっと待てよ!?」

「ユウくん、諦めよう…ウィンくんが実は規格外ってことで…」

「そうだぞユウ…」

「アリスはそこで諦めるなよ!?後、ウィンの話してるんだぞ!?」

「落ち着け、落ち着け…」

「いや、何で俺が!?もういいや、行くぞ…」


何とかユウは諦めたらしい。その後、俺達は同じような感じで他の魔物も倒していった。


「なあアリス…」

「なにユウくん…」

「俺達いらなくね…」

「ははは、そうだね…!」


そして森の前までやってきた。


「森か、どうするウィンとアリス?」

「そうだね、別に入らなくても大丈夫だけど入ろうか!」

「俺はどっちでも…」

「よし!じゃあ行くか!」


そうして俺達は森の中に入っていった。二人は一周回ってどうにでもなれという事らしい。

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