「今日は、バレンタインだもの」
小説とは全く関係の無いのですが♪
2月14日で「小説家になろう」に登録して
1年が経つのです♪
初投稿は、それから数日後でしたけどね(汗)
そんな、報告をココでしてみたりです♪
にゃはは~♪
朝、いつものように教室に着くと
いつもにもまして賑やかです。
まぁ、今日はそう言う日ですからね♪
「うにゃ」
「おはよ~」
「おはようぉ♪」
「(にやにや)」
朝からニコニコと挨拶をしてきたのは由奈だった。
そして、早速その話題です。
「想像は付くけど、そのニヤニヤは何?」
「唯は何個持ってきたの?」
「やっぱり・・・ 4個と15個だよ?」
「15個?」
「小さいのだよ?」
「そうなんだぁ」
4個はしっかりしたラッピングの物ですけど
15個の方は・・・ 数十円の小さなチョコ達です♪
「由奈は、もう誰かに渡したの?」
「ううん、まだだけど~ 唯は誰に渡すの?」
「う~ん・・・ 別に誰って決まってないかも」
「えぇ~?」
別に、何人分とかで買ってきたのではなく
切りの良い数で・・・
あと、お小遣いの関係もあったし(汗)
なので、特に決めた個数を買ってきたわけじゃないのです♪
当日の気分で配ろうと想っていたし
「にゃはは~ とりあえず担任とか あと秋子先生とか」
「保健室の?」
「うん 秋子先生に休み時間には渡すよ~」
「へぇ~」
「由奈にもあげるからね~」
「ありがとう♪ って! 肝心な男子には?」
「え~?」
「・・・・・・?」
「にゃはは♪ ひみつ 由奈こそ誰に渡すの?」
「えぇ~ じゃ、私だって秘密」
「ふえぇ~(残念)」
「と言っても、唯は悠君に渡すんでしょ?」
「う~ん そうだけど・・・(バレてる)」
「仲良いもんね~ 他の3つは?」
「う~ん それ以外は特に無しだよ?」
「誰でも良いの!?」
悠に渡す以外のは・・・
なんと言うか照れ隠し?
そんな感じだったり(///)
だから、後のチョコは誰でも良かったりです。
「それで! 由奈は、誰に渡すの?」
「私は、工藤先輩!」
「誰?」
「えっ! 剣道部の工藤先輩しらない?」
「うん、全く知らない・・・(汗)」
「格好良いよ♪」
「そうなんだぁ」
「じゃ~ お昼休みに一緒に行く?」
「う~ん 由奈が格好良いって言う先輩なら見たいかも」
「私も3階に1人で行くのはちょっとアレだし・・・(汗)」
と、話をしていると予鈴が鳴り担任が来た。
「じゃ~ お昼に行こうね」
「うん 行こう行こう♪」
それから、授業も始まり休み時間になる度に男子も女子も
賑わいでいた。
先生達も生徒に義理チョコを貰ったりして嬉しいのか
ご機嫌モードです♪
そんな、いつもと違った雰囲気で授業を受けていると
午前の授業の終わりを告げるチャイムが校内に鳴り響いた。
「お昼休みだぁ」
「唯ぃ~」
「うにゃ?」
「???」
「あ、何でも無いです(汗)」
「うにゃ?って何?」
「にゃはは~ 気にしないで♪」
「う、うん・・・(汗)」
「チョコ渡しには、お弁当食べてから行くの?」
「先輩がご飯食べているうちに行かないと・・・」
「あぁ、食べ終わったら先輩がどこに行くか分からないもんね?」
「うん、だから今から先輩の教室に行くよっ!(焦)」
「じゃ、行こう♪」
と、言うわけで、由奈はチョコを渡しに♪
私は由奈の言う格好良い人を見物に♪
私の学年は建物の2階なのですが
先輩の教室は3階なので階段を上り上階へ!
普段では、こう言う事は無いのでしょうけども
今日は特別? 同学年や下級生も沢山いて少しホッとしたり。
「???」
「・・・・・・(緊)」
チョコを渡しに行く由奈は緊張しているようです♪
でも、私も後でその緊張感を味わうのかも??
でもでも、相手は悠だしっ!
何も想わないかも~?
そんな事を考えながら由奈の後を付いて行くと・・・
「この教室?」
「う、うん(汗)」
「どの人?」
「えっとね~ えっと~ あっ! 窓際で立っている人」
「うん? ふ~~~~~~~ん」
「ねっ 格好良いでしょ?」
「うん! 私も渡そうかなぁ?」
「えっ”?」
「じょ、冗談だよぉ~(焦)」
なんだか、今すごい目つきで
由奈様に睨まれました(泣)
それから、教室の入り口付近に居た先輩に
工藤先輩を呼んで欲しいと頼むと
早速、格好良い工藤先輩が由奈の方に歩いて来た。
「(あっ、ホントに来た・・・)」
「あの、これ受け取ってください!(///)」
『ありがとう 君の名前は?』
「倉橋由奈です テニス部の2年です」
『そう、ありがとう ユナさん」
「い、いえ(///)」
渡して間もなく、なにやら他の子からも声がかかったらしく
また工藤先輩の元へ呼びに人が来た。
『それじゃ、ありがと』
由奈のチョコは無事先輩に受け取って貰えた。
良かった×2♪
「受け取ってもらえて良かったね~」
「うん 緊張したよぉ~」
「にゃはは~ 先輩、格好良い人だね」
「でしょー!」
一体、あの人はどのくらいのチョコを貰うのでしょう?
日本人の消費量で、約1年分とか貰いそう(笑)
それから、教室に戻り少し遅れてお弁当を食べた。
「ねぇ~ 先輩沢山もらったらお返し大変だろうね?」
「う~ん お返しの事は別に考えてないかなぁ~」
「どうして?」
「私が一方的に渡したくて贈ったものだし それに」
「うん?」
「全員にお返しとかは本当に大変だろうからね~」
「そうだね~」
「まぁ、私は受け取ってもらえただけで良いかなぁ」
あっ! すっかり忘れていたけれどっ!
鞄の中からチョコを取り出した。
「はい、由奈に私から~♪」
「えっ? ありがとぉ♪」
「あと、秋子先生にも渡すから 残りは2個と15個」
「早く渡しなよ」
「そうだね~ 面倒だから職員室にでも蒔いて来ようかな?」
「節分じゃないんだから・・・」
「にゃはっ♪」
「・・・・・・」
お昼も食べたので、今度は私の番?
とりあえず、由奈を連れて職員室に向かってみた。
「校長先生居るかなぁ?」
「校長にあげる気!?」
「う~ん 居たら渡すかもぉ~」
「本気!?」
そんな会話をしながら職員室に着き
目に付いた先生に渡して回った。
残念なことに校長先生は職員室には居なかったので
教頭先生に渡してみたりです♪
「結構減った♪」
「あと何個あるの?」
「うん? 小さいのは残り3つだよ」
「ふ~ん」
まぁ、何も考えないで買った数なので
余ったら自分で食べますけどね~(笑)
職員室の先生にも渡したので教室に戻る事に
丁度、秋子先生もお昼時間で職員室に居たので
ラッピングのチョコを渡したて
残りのチョコはラッピングが、悠の分1つと予備1つ
小さいのは、3つだけ。
「あと10分で授業だね~」
「そうだね~」
「あとは、放課後にでも処分かなぁ!」
「処分って・・・」
「あっ! もう1つ由奈にあげる♪」
「・・・ありがと(困)」
由奈は半分顔を引きつらせていましたけど
そんな事気にしません!
そして、残りはラッピング2個と小さいの2個です。
そんな事をしていると、午後の授業開始を告げる
チャイムが鳴り響いた。
「午後は眠いかもぉ~」
うとうとしながらも、午後の授業2時間を受けて
今日の授業終了を告げるチャイムと同時にあくびをした。
「ふにゃぁ~~~~」
「大きなあくびだね?」
「え~ そんな事無いよ~」
「アゴ外れるよ?」
由奈が笑いながら言っている。
「さてにゃ! 掃除掃除♪」
「って!」
「うん?」
「唯っ! まだ渡して無いじゃない!」
「あぁ~ そうだね~」
「そうだねって・・・」
「明日でも良いかなぁ?(面倒)」
「・・・・・・」
「だ、大丈夫だよ! 今日中には渡すかも」
自称、猫のバレンタインは気分次第?
掃除も終わり放課後。
「流石に渡さなきゃね・・・(汗)」
由奈は部活に行ってしまったし、今は私1人です。
鞄の中に入っているチョコをゴソゴソしていると
タイミング良く?タイミング悪く??
悠が来た。
「あわっ! 悠!」
「人の顔を見るなり何だよ?」
「はい♪ コレあげる♪」
「??? チョコか?」
「うん♪」
「30円分か?」
「15円分が良い?」
「・・・30円分で良い(汗)」
私は、鞄の中に入っているラッピングされたチョコではなく
昼休みから制服のポケットに入れていた残り2個の
小さいチョコを悠に渡した。
「じゃ~ね~♪」
「あぁ~ じゃ~な」
って・・・・
なんて言うか・・・
その・・・
アレです・・・
そんな事は無いと想いたいのですが・・・
緊張ですっ!
多分、これって昼休みに由奈が感じたのと
同じ緊張感だと想う・・・
そして、1人ドキドキしたまま
結局、本当の方は渡し損ねてしまいました(泣)
なんて言うか・・・
情けないかも(涙)
でも、だからといってまた行くのは
ちょっと・・・(泣)
「あぅ~(><)」
教室も出てしまったし、仕方が無いので私も部活へ
でも、私の入っている部活は自主活動性で大会とか
特に無いから別に毎日って言う分けじゃないですけど
ちょこちょこ活動はしています!
自由な?文化部なのです♪
部室に行くと(空き教室が割り当てなんですけど)
何人かの生徒は(1年生)それなりに活動しているようです。
(2.3年は毎週金曜日くらいしか集まらないですけど(絶対活動日))
「にゃっほぉ~♪」
『あっ 先輩! 先輩は誰に渡したんですかっ?』
「えっ! 最初からその話題なの!?」
『だって~ 気になりますよぉ~』
「あっ! これ、あげる♪」
『へ?』
「余ったから、みんなで分けてね」
『余ったんですか~!?』
そう言って、鞄からラッピングされたチョコを一つ取り出した。
「はい♪」
『きれいですね~』
「うん? コンビニのだよ?」
『先輩って美的センスいいですよね~』
「な、なに? お世辞???(笑)」
『でも、きれいですよぉ~』
「そう? ありがと♪」
『ホントに食べて良いんですか?』
そんな風に言われると、うれしいですね♪
「うん 先生とかにも色々チョコ渡したし」
『じゃ~ いただきま~す♪』
開けるのがもったいないとか言いながら
やっぱり開けちゃってますね~♪
「味わって食べてね~♪」
『先輩も食べたらどうですか?』
「え~ 自分で買ったのを?」
『私たちだけって言うのも』
「そう?」
『買った人が食べなきゃですよぉ♪』
「じゃ~ 1つ貰おうかなぁ」
『はい♪』
私は自分で買ったチョコを自分で食べて~
美味しい~♪ と心を和ませた。
「ふに、美味しかったね♪」
『ごちそうさまでした~』
「それじゃ、ホワイトデー期待してるからねっ!」
『えっ!(笑)』
「じゃ~ 私は帰るから」
『もうですか!?』
「うん またね~」
『ありがとうございます』
「じゃ~ね~」
『はぁ~い』
部活っぽい事は一切何もせずに・・・
ただ、あの子達とチョコを食べて私は部室を後にした。
そして結局、悠に渡すハズだったもう一つのチョコは
鞄の中に入ったまま持ち帰りとなってしまった。
「はぁ~・・・」
ふと、廊下を歩いていると・・・
下駄箱って言う手もある! と気が付き
急いでメッセージを書きに教室に戻った。
「う~ん、でも何を書こう?」
用紙とペンは準備したものの書く内容が想い付かない(泣)
とりあえず、最初に「悠へ」とだけは書いたものの・・・
他に何を書けばいいのか・・・
結構な時間悩んだ割に書き上げた内容は
『悠へ
さっきのチョコは嘘だよ~
これが本当のだからね♪
唯より』
それだけ!? と自分で言いたくなるような
短さだけど・・・
これが精一杯だったりです(泣)
「急がなきゃ!」
すでに外は少し暗くなっていた。
私は急いで下駄箱へ行き悠の下駄箱を探した。
「あった! まだ帰っていない!」
「今帰るけどな?」
「はいっ!?」
「靴泥棒か?」
「・・・ちがう!(汗)」
「・・・今帰りか?」
「そんな所だけど?」
「ふ~ん で? それは?」
「・・・あれれ(汗)」
「・・・・・・」
私の手にはきれいにラッピングされた包みが握られている。
もしかして・・・
「バレてますよね?」
「あれれってな~」
「これ、受け取って下さい(///)」
「おわ」
もう、こうなってしまったのでわざと可愛く
丁寧に深々と頭を下げて包みを差し出してみた!
(自棄ですね)
悠はチョコを受け取って
なにやら黙っている。
「あっ!!!」
「ぷっ!」
「だめーーーっ!」
手紙・・・
直接、渡す時には必要が無いハズなのですけど
チョコと一緒に手紙も差し出してしまったのです(///)
「よ、読まないでー(><)」
「ありがとな」
「ふにぃ(///)」
「一緒に帰るか?」
別に、一緒に帰るのだって
いつもなら、普通のことなのに・・・
「こくん・・・(///)」
「じゃぁ、帰るか~」
悠と一緒に学校を出て歩く帰り道。
「ふにゃ?」
「チョコ食べても良いか?」
「ふえっ!? べ、別に良いけど?」
「じゃぁ、開けるぞ?」
「あっ、私も食べるっ!」
「おいおい・・・(汗)」
「良いじゃない♪」
「自分で買ったヤツだろ!?」
結局、また自分で買ったチョコを自分で食べております。
やっぱり、このチョコおいしいよね~ と想ったりです♪
「美味しい♪」
「なあ?」
「うん?」
「これ・・・」
「これ?」
「義理チョコなのか?」
先程とはちょっと違って
少し真面目な顔で悠が問い掛けてきた。
「義理じゃ無いと想う・・・(汗)」
「本命?」
「ほ、本命でも・・・(汗)」
「はぁ?」
日も落ちた暗い道の中
私は悠の名前を呼んでみた。
「悠」
「うん?」
そして、悠が私の方を向いた瞬間に
「(///)」
「きゅ、急にすんなっ! 周りに人が!」
「居ないよ?(///)」
「い、居るとか居ないとか!(焦)」
「チョコレート味だね?」
「・・・チョコ食べているから仕方ないだろ」
動揺している悠に少し小さな声で話しかけてみる。
「ねぇ」
「うん?」
「ホワイトデーだけど・・・」
「うん・・・」
「期待しても良いかなぁ?(///)」
「まぁ、あまり期待しすぎるなとだけ言っておく・・・」
「えぇ~(残念)」
「何を期待されるか解らないからなっ!」
「にゃはは~ バレてた?」
「ツナ缶でも良いか?」
「だめ!」
「カリカリでも良いか?(キャットフード)」
「だーめ!」
「骨ガムで良いか?」
「私、犬さんじゃ無い(怒)」
「難しいなっ!(笑)」
そんな、いつも通りの会話をしながらだけど
いつもよりは、2人ゆっくりと歩いて帰った。
あっ! 翌日、由奈には渡したかどうか問い詰められたけど
チョコは下駄箱に置いて帰ったと言って誤魔化したけど
少しは、バレンタインらしいイベントが起こったと言う事で
良いのでしょうか♪
「にゃはは~(///)」
最後までお読み頂きまして
ありがとうございました♪
そう言えば、今年は14日が丁度日曜日になって
渡すのには良いのか悪いのか・・・
それぞれの都合で変わってきますね~(汗)
ではではぁ~
これからも、2年・3年と続けて行きたいと
想っておりますので、何卒宜しくお願い致します♪
なんか、年賀状っぽくなった?(笑)