「ダイニングCafe♪」
のんびり、お休みの午後の事です。
ダイニングには1人のお客さん?
「お待たせ致しました」
「ありがとう」
土曜の正午
期間限定?
時間限定!?
私のお家が、メイドカフェになっております。
ご予約のお客様限定の!
と言うか・・・
「えっとぉ・・・」
「うん?」
お客様ではないのですよね・・・
メイドカフェの場合は、ご主人様ですよね・・・
「ご、ご主・・・(///)」
「どうした?」
「いえ、大丈夫です。 ごしゅ・・・(汗)」
「本当に?」
何で私がこんな事をっ!?
そもそもっ!
悠がっ! 私に料理をするイメージが無いとか!
焦げ付かないフライパンを焦がすとかっ!
なんか、鍋が変形するとかっ!!
あまりにも、酷い事を言ってきたので
それなら、そのイメージを塗り替えるっ!
との意気込みで、悠から作って欲しい料理の
オーダーを聞き、私が作って食べさせる事に
なったのですが・・・
いつだったか、悠の誕生日会を開いた時に
そのプレゼントの中に明らかにネタとしてですが
メイドの衣装があって、忘れた頃に・・・
今、私が着させられております(泣)
「あの、ご、ご主人様?(///)」
「なんだ?」
「どうして、私がこの服を??」
「どうしてって・・・」
どうしてです! 悠の誕生日プレゼントを
どうして私が着る事にっ!?
「何故?」
「俺が着た方が良かった?」
「・・・・・・(困)」
「だろ?」
「は、はい・・・(泣)」
「そういう訳だ」
確かに、私の家に来てまで
悠がメイド服を着ても・・・
と言うか、彼氏のメイド服姿を観たい
彼女って普通は居ないと想う・・・
ネタとか、そういうの無しで
純粋に観たいと想うのは・・・
無いですね・・・(汗)
「あの、オムライス冷めないうちに・・・」
「あぁ、ケチャップで何か書いてよ」
「えっ・・・?」
「何でも良いから」
何でも良いって・・・
難易度の高い要求も困りますけど
フリーすぎるのも困ってしまいます・・・
「あっ!」
「うん?」
ここで気が付いた事が・・・
「あのぉ~ ご主人様ぁ?」
「なんだね?」
「もしかして~」
「なにかね?」
私もニヤニヤしておりますが
悠もニヤニヤしております・・・
「この誕生日プレゼントで貰ったメイド衣装!」
「うむ?」
「部屋の片付けか何かして居て、出てきて想い付いたんじゃ!?」
「ぎくっ!」
やっぱりです・・・
部屋から出てきたメイドコスの使い道が無くて
私にでも着せようと考えついて、料理するイメージが無いとか
フライパンを焦がすとか私に料理を作らせて
そこでメイドコスも!とか想い付いたのでしょう・・・
「だって! 私、何回かご飯作って食べさせたよね!?」
「あぁ~ 茸のパスタとか美味しかった」
「だよね!?」
「バレた?」
「はい!」
「そっかー(棒読み)」
悠に反省する様な態度は全く無く
自分の計画が倒れた事に肩を落としている感じです。
「でも、私が作った料理を憶えて居たんだぁ♪」
「まぁ」
「ふにゅ~ん」
「何だよ?」
最近と言う程では無いけど、確か前回作ったのが
和風っぽいパスタだったのですが、作った私が忘れていた料理を
憶えて居てくれたのは、ちょっと嬉しいかもです♪
「特別に許してあげる♪」
「なんだよ、急に?」
「あっ♪ ケチャップで書くの決めたっ!」
「お、おぉ!」
そう言い、一度お皿を自分の手元へ引き寄せ
オムライスの上にケチャップで文字をカキカキ♪
「あっ・・・」
「えっ?」
「あわわっ!」
「えぇ??」
何と言うか・・・
ケチャップで文字を書くのって難しいのですね!?
もっと、チョコレートとかのデコペンみたいに
すいすい書けるのかと想ったら・・・
「にゃわっ!」
「えっー?」
格闘する事2分。
「お、お待たせ致しました。 ご主人様ぁ♪」
「う、うむっ?」
満面の笑みで、ケチャップ文字を書いたオムライスを
悠へ渡した。
「(にこにこ)」
「・・・・・・」
「(にこにこ)」
「あの、唯さん?」
「何でしょうか、ご主人様?」
「これは?」
悠は、オムライスのお皿を観ながら
微妙な顔をしている・・・
「気にしたら負けです♪」
「勝てる気はしない・・・」
イメージだと、綺麗に書けるハズだったのですが
意外とケチャップって太文字になる!?
なので・・・
「読めます?」
「ご主・・・」
「はい♪」
「コレ、なに?」
どうやら、ご主人様は説明を求めております♪
「えっとぉ♪」
「うん・・・」
「最初は、4文字だし平気かな♪ って」
「うん・・・(汗)」
「でも、簡単な漢字でも書くと難しいのですね?」
「う、うん・・・」
「あと、文字幅も結構・・・」
「う、うん・・・(泣)」
「2文字で、オムレツの上がいっぱいになりました!」
「ご主 って・・・」
「本当は、ご主人様って書きたかったのですよ?」
「それは、伝わった・・・」
「そう♪」
「うん」
「さぁ、召し上がれ!」
「急に命令形!?」
「じゃぁ、お召し上がり下さい♪」
「じゃぁって・・・」
メイドカフェの定番?
オムライスにケチャップでメッセージは
意外と難易度が高い事が分かりました(汗)
「食べやすいでしょ?」
「なにが?」
「可愛い絵とか大切なメッセージだと箸付けにくいじゃない♪」
「あぁ・・・」
「にゃはは」
「にゃははって・・・」
そう言いながら、悠はオムライスを食べ
その間メイドの私は・・・
「じぃ~♪(見)」
「もぐもぐ(汗)」
「じとぉ~♪(見)」
「ぱくぱく(汗)」
オムライスを食べる悠を見ております♪
と言うか、オムライスを見ております♪
「美味しいですかぁ?」
「うん 美味しい」
「そうですかぁ♪」
「うん・・・(汗)」
話す度に、ジリジリとオムライスに接近してみたりです。
「美味しそう♪」
「・・・・・・汗」
オムライスの皿を見つめた後
上目遣いで、悠の顔をのぞき込む。
「あ~ん♪」
「はぁ・・・(困)」
「熱くないよね?」
「大丈夫だ」
今日は、オムライスを1人前しか作ってないので
作ったのは私ですが、結局悠のを取り返す感じで
2人でオムライスを頂きました♪
あと、「うにゃん!」とか「もえもえ」とか
聞いた事あるのを幾つか試してみたのですが
どれも「あざとい」と言われてしまいました(泣)
結局、良く分からないまま
私がメイドコスでオムライスを作って
やや不評の期間限定メイドカフェはそのまま
本日を持ちまして閉店致しました。
あっ!
メイドの衣装を貰った事はココだけの秘密です♪
にゃへへ~♪
「ありがとにゃん♪」
「はいはい(笑)」
-終-
オムライスに試した所・・・
カタカナでも意外と難しいと分かりました(泣)
むぅ~ やっぱり何事も練習は必要なのですね~
ふにふに




