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「ぷぎぃ……めっちゃ痛ぇ…」
俺はまた店の前にあるベンチに座り込むことになった。
この調子だとあと3、4回は電流を流される勢いだ。
「つーか、威力上がってねぇか…?」
初めてミイに魔法攻撃をされたのはエレナの家で目覚めた時。
その頃のミイの攻撃はまだ俺が魔法を上手く使えない状態でも耐えれるレベルだった。
それが最近かなり強くなっている。
まぁ魔王様には効かぬがな!
「…ん?またさっきの奴…じゃないな」
プリンもいないのでベンチでぼーっとしていると、薄汚れた格好の男をまた見かけた。
やっぱ浮いてるから気になるんだよなぁ。
「こうなったら可愛い子探しに出かけるか!」
「え、何?」
「可愛い子探しに…ってエレナ?」
「ふーん、また迷子になって面倒かけるつもりだったんだ…」
何故か目が虚ろなエレナがどこからともなくハリセンを取り出す。
「いきません!いきませんから許してください!」
「分かればいいんだよ。さっ、ミイが出てきたらお昼ご飯でも食べに行こっ」
笑顔に戻ったエレナは俺の手を掴み、店から出てきたミイのところへ向かった。




