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「んん〜、そろそろ気温も上がってきたなぁ」
「ニャァ〜」
俺は朝食を食べ終わると家の外の草むらに転がってプリンと遊んでいた。
エレナとミイはもうちょっと準備がかかるからと言って俺は先に外へ出て待っていた。
俺の服装はジーンズという硬めの生地の紺色のズボンと白のシャツの杖にパーカーという帽子みたいなのが着いた上着を適当に羽織っていた。
一応パソコンとかを入れるために手頃なサイズのリュックも持ってきてあり、邪魔な時はプリンをそこにいれるつもりだ。
「季節ってあんまり意識したことなかったけど、今は春なんだな。
じゃあ次は夏……」
「ニャァ」
「夏……といえば水着……」
「……ニャ」
夏というワードから一気に水着まで飛んでしまう俺の脳はなかなかの高性能をしてるぜ。
「海、揺れるおっぱい、輝く俺のエクスタシー……!」
「なに意味不明なこと言ってんのよ」
「み、ミイ!」
寝転がりながら、水辺で何人もの女の子と遊んでいる未来を想像、もとい妄想しているとミイが見下ろして声をかけてきた。
ミイは……胸はまな板だけど、肌とか真っ白だし砂浜では可愛い系の水着をつければ目立ちそうだなぁ。
「……ドフュフュッ」
「うわ…なんかあんた……キモい」
ニヤニヤ笑いが止まらない俺をミイはドン引きしながら見下ろしてくる。
「あ、今日のパンティは白のレースですか」
「え?白…きゃっ!?」
俺を上から見下ろす、つまり現在スカートを着用しているミイのパンティは俺視点なら丸見えなのだ。
ミイはそのことに気づいたのか丈のかなり短いミニスカートというものを手で抑え、顔を赤らめながら後ろに飛びのいた。
「清楚で良いと思うぞ」
「この…!変態野郎がぁぁぁ!!」
「ぷぎぃぃぃぃ!!!ツンデレ萌えぇぇえ!」
水色のツインテールを逆立てたミイに高圧電流を流されました。
そんなに強くされちゃ、目覚めちまうだろ。