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「え……とじゃあくじ引きで良いかな?
出たい子もいたみたいだし……」
「はい?」
俺は先生に軽く笑いかけながら近づいていく。
「誰も出るって言ってませんよ?
だから俺とミイのペアで決定ですよねぇ?」
ツンツンと先生の胸をつつく。
先生にマーキングしてある所だ。
実際にはハートマークの赤い印が着いているだけだが。
「ちょっ…分かりました!
代表はアクセル君とレストルトさんです!」
「あんたあれ普通に痴漢よ、分かってるの?」
「スキンシップスキンシップ〜
一緒の代表なんだから仲良くしようぜ!」
「……ホント自己中な男ね……」
ミイは呆れたように溜息をつくのだった。