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魔王様!?桃源郷(ハーレム)創成記!  作者: 日鏡ロイ
第11章 最後の休日
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この店のアイスは人気なものが沢山ある。俺が食っている夏限定スーパーメガスペシャルもその一つだ。そしてエレナが食べているギガントメロンソーダもこれまた人気の品。


というわけで交換しようとなったのだが、エレナが食べさせると言ってきかなかったのだ。うん、役得だぜ俺。



「ぱくっ」


とエレナの差し出すスプーンに乗るアイスを食べる。口の中でソーダが爆発して、まるで口の中がビックバンや!!


なんて分かりづらい反応なんてしてみたり。



「あーん、…ぅん、美味しいねこれ!こっちにしたら良かったかも!」


「メロンも美味いじゃん」


エレナさん、そんな幸せそうな顔で俺のアイスを食べてもらっちゃうと、もっと食べさたくなるじゃありませんか。


「はい、あーん」


「あーん……このクリーム美味しい〜!」


何この子、女神ですか?





ーー


「兄上、兄上!」


「んー、どうしたー」


「何を呆けているのですか。この『ストロングマチョメシウムゲリラアイス』が溶けてしまいますよ」


「勘弁してくれ……」



ハロー初めまして。安田です。



誰?って今思っただろ!?



レンのクラスメイトだよ!あのカップルだらけの席でイチャイチャとアイスの食べさせ合いをしているな!



っと、少し取り乱しちまったぜ。


妹に泣きつかれたからアイス店に連れてきてやったのは良いが、まさかこんなにもカップルだらけとは思わなかったぜ。夏休みの90%を引きニートとして過ごした俺からすると、この下界は体に悪すぎる。


妹がわけのわからない巨大アイスを注文して萎えていたところにレンとエレナさんのイチャイチャシーン。


大ダメージっすわ。


エレナさんが好きなのかって?


とんでもない。別にエレナさんがレンとデートしてるのは良いんだ。



ただ知り合いにあそこまでリア充臭を出されるのが非常に不満でならぬのだ!


「あーにーうーえー?きーいーてーまーすーかー!?」


「え?胸がまな板すぎて辛いって?」


「ふんぬ!」



ベチャァァアッ!



巨大プレートに入ったアイスに顔面をぶち込まれました。



なんか今日はついてないな、すぐ帰って引きこもろ。




ん?あの人達は……








安田君。皆にいつも名前を間違えられるため、下の名前は無いに等しい。ただ、妹(小学生)が美人なところだけは運が良かったとも言える。多分これで安田君視点はもう無いだろう。



「なんか変な声が聞こえブモォッ」

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