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魔王様!?桃源郷(ハーレム)創成記!  作者: 日鏡ロイ
第11章 最後の休日
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「この通りの1番向こう側にあるみたいだな」


「そうなんだ。人多いから離れない様にしないとね!」


エレナはそう言うと握っていた手を離し、代わりに腕を絡めてきた。


そのボリューム満点なおっぱいが俺の腕に押し付けられる!なんて大きさなんだ……おっぱいが……おっぱいがぁぁぁぁあああああ!!!!


「ご馳走様です」


「レン君鼻血出てるけど大丈夫?それにまだアイス食べてないよ?」


「鼻血は演出だから大丈夫さ。ご馳走様は違う意味さ」


俺は鼻血を出したままキリッとキメ顔をして歩き出す。人を避けたりする時にエレナのおっぱいが押し付けられて、再び鼻血の量が上昇する。大丈夫、演出だから出血多量なんてことにはならないさ。



さて、アイス店に着くまでの時間を利用して、ここで気になる服装チェックといきましょうか。


俺は黒のタンクトップに白シャツを羽織り、ベージュ色のパンツという涼しげな格好。後は通信販売で買った洒落たリュックを背負っている。


俺だってこの世界に来てからネットとかでファッションについては調べてるんだぜ?おかげでデスパイアに持って帰る土産がドンドン増えてる……


ま、そんな感じ。



さぁ本命のエレナ様はというと……


「どうしたのレン君?さっきからジッと見てるけど……」


「………ドフュフュ…何でもない」


いつもの様に水色の髪を腰近くまで長く伸ばし、今日は頭に濃いブルーのカチューシャを着けている。たまにミイとお揃いでツインテールにしている時もある。あれもあれで可愛いが、こっちは落ち着いた感じがして癒されるな、うん。


カチューシャと同じ色のノースリーブワンピースに白く薄いカーディガンを羽織っており、そのカーディガンが少し透けてワンピが見えるのが良い。胸元は開けていないタイプだが、その圧倒的なボリューム故、谷間が見えなくとも巨乳ということが一目瞭然である。その膨らみが俺の腕に押し当てられてるんだぜ?興奮するしかないだろ!


……ごほん。


つまりエレナのファッションは最強ですね。その辺の女の子が霞んで見えるぜ……


「そういえば2人でスーパー以外行くのって初めてだな」


「え?あ…そうだね」


エレナは一瞬悲しそうな顔をしたがすぐに普通に戻り、更に腕をしっかり抱きしめてきた。


「ど、どうしたんだ?」


「ううん、ミイ以外と遊びに行くのって久しぶりだから嬉しくて…」


「あー、そうなんだ。じゃあ今日は思いっきり楽しもうぜ!」


「うん!」


エレナは笑顔で頷くとまた腕を絡めてきた。


あはぁぁあ!おっぱいが!おっぱいがぁぁぁぁあああああ!!!!



てな感じで俺達はアイス店へとゆっくり歩いていくのだった。

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