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魔王様!?桃源郷(ハーレム)創成記!  作者: 日鏡ロイ
9章 超科学研究所
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「ロリっ子最強ぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!!!!!」


「……は…わ……」


トゥエルを抱きかかえると俺は研究ルームの扉に向かって全力疾走を開始する。


ハァハァ、こんな可愛い子は家に連れ帰って日が暮れるまで愛でてやるんだ!!


「うひょぉぉぉあああっ!!」


「ちょっと!? どうしたのよ!?」


「れ、レン君!?」


勉強をしていたエレナとミイが立ち上がって俺の前に立ち塞がる。


「ロリロリロリロリロリロリロリロリロリロリ」


だが止まらない!!


俺を止められる奴などおらんわぁぁっ!!


「あひょぉっ!」


「きゃっ!?」


くるっ、と右足を中心に一回転してエレナの前を通り過ぎる。


決まった……



扉まであと少し……!!


「うぉぉぉぉっ!!」


ドアノブに手をかけた時だった。



刹那、




ガチャッ



扉が開いた。



「ぷぎっ」



突如開いたドアに頭を全力でぶつけ、地面へと仰向けに倒れ込む俺。


その衝撃で、目の前もう真っ白に……


いや……大丈夫だ、トゥエルちゃんは無傷……だ……




「トゥエルー、熱は収まったー?


って、あれ、アクセル君じゃない。

えっ?ちょっと泡吹いてる!!」


「レン君!? どうしようお母さん!」


「化学療法ね」


「このロリコン犯罪者が……」


「……いたいのいたいの……とんでけ……」


トゥエルが優しく頭を撫でる感覚だけ、感じることができた。

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