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「はい、これを」
作業を終えたセレナは四角い箱を俺に手渡してきた。
見たことのない素材だ。
「何ですか、これ?」
「時がくれば分かるわ。
エレナのこと、お願いね」
「ぎゅむぅっ!?」
セレナは俺の頭を胸元に引きつけ、しっかりと抱きしめた。
やべぇ!おっぱいが!おっぱいがボリュームがすごい!
「大きくなったわね……記憶を失っても、レン君はレン君ね。 貴女にならエレナを任せられる」
「むひょぉぉ~」
もう完全に骨抜きでございます。
セレナさん、凄く良い匂いです。
「じゃあ戻ろっか。
トゥエルの様子も見ないとダメだし」
「はぁい…」
セレナは俺を離すと資料を持って部屋の出口へと向かう。
あ、結局何も教えて貰ってないじゃん。
まぁおっぱい触れたから良かったぜ!
おっぱいの感覚を脳内に刻み込まながら俺はセレナの後ろを着いて行った。