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「てなわけで」
広がるは科学技術が詰め込まれた最新鋭の要塞!!
「やってきました!」
あちらこちらに配属された警備ロボ達!
「超科学研究所ぉぉぉ!!!!」
「うるさい」
「な、何でいきなりハイテンションなの……?」
エレナとミイは若干、いやかなり引き顔だ。
「あったり前だろぉお!
見ろよこの壁の作り! そんじょそこらの家の壁なんかとは違うで!!」
「ど、どこの言語…それ?」
「何ゆうとんねん!
こんな良えもんめったに見られへんぞ!」
「正気に戻れ」
バチィィッ!!
「は……な、なにが起きた……」
「ほら、行くわよ!エレナが呆れてもう中に入っちゃったじゃない!」
「お、おう……」
何がなんだか分からないが急がないといけないみたいだな。
俺は前を歩くミイに早足で着いていくのだった。