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「ひゃうんっ!? つ、つめたぁぃ…!」
「んむっ…! にゃにこれ…!」
このミルクアイスは非常に硬い。
だが一旦溶け始めると……
「ぁん…! 口から零れ…!」
「ひゃっ…?! 服の中に……!」
そう、もの凄いスピードで溶けるのだ。
エレナとミイは溶け始めるミルクアイスの雫が床に零れるのを防ぐために、アイスを口に咥え込む。
くくく、だがそれが狙いなのだ!
咥え込だとはいえ、まだまだ溶けだすミルクアイス。その雫は彼女達の口から溢れ、唇を通り、首筋まで垂れ、そして2人の開けた服の首元から胸元へと流れていく。
エレナとミイは二人とも、胸のボリュームこそ違うが、全く同じワンピースを着ており、2人の白い肌の上に白濁色のミルクアイスの雫がポタリポタリと……なんて官能的なんだぁ!!
「れ、れぇんくん…ティッシュ……」
「すまんティッシュ切れてるみたいだ」
「うしょぉっ? ひぃのぉ入れたのに……」
ティッシュなら俺の部屋に保管して置いた。 準備はぬかりないでござる。
「良い方法があるぞ。
一気に食べ切るんだ!」
そう、このアイスの最終的な食べ方はこうするのだ。 それか溶け始める前の硬い状態を何とかして食べる。 上田くんが言っていた。
「ほぁ……ちめたぁ…!」
「んぐ…っ、…ひゃぁ…!」
エレナとミイはアイスを一気に咥えると頬を抑えて悶絶する。
そりゃそうだ、溶け始めたとはいえもの凄い冷たさをしているのだから。