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魔王様!?桃源郷(ハーレム)創成記!  作者: 日鏡ロイ
第8章 死の焔(ほのお)
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35

「ぶひぃぃぃぃっ!!!!」


「きゃぁぁぁぁっ!!!!」


砂浜へと猛ダッシュしていた俺は氷の道を滑り過ぎた勢いで、物凄いスピードで砂浜に投げ出されていた。 この世界に来たときのことを思い出すぜ……



って、このまま落下したら絶対にやばい!!




「『サンドパーン』」


ぽふっ



「た、助かったぜエレナ……」


「2人とも大丈夫?」


「何とかね……」


エレナが作り出してくれたフワフワの砂山が、俺たちのクッションとなり無傷で着地することができた。



「クラーケンはどうなったの?」


「突然上空から銃撃があって、今もそれに……」


俺たちはクラーケンの方へと目線をやる。 するとそこには……



「あの光は……レーザー光線か!?」


「空中からの謎の攻撃、それにレーザー光線……まさか!」


エレナは何か思い出したかのように驚きの声をあげる。


「多分あれは、ステルス機能搭載未現細胞製無人爆撃機。 シードの最高技術の結晶。噂には聞いたことはあったけど、実際してたなんて……」



「(おいミイ、あれってそんな名前なのか?)」


「(らしいわよ、それがどうしたの?)」


「(いや……ちょっと気になっただけだ)」



俺はあの姿の見えない兵器と闘ったことがある。


その時の俺は魔王モードで、奴らは約30体もの機体で襲いかかってきたがほぼ全滅させることができた。


が、魔王モードであれだけ苦戦したんだ。 今の状態で闘っても勝てるはずがない。


弾丸を氷で防いだときに見たからよく分かった、あれが兵器なんだと。



てか魔王モードの俺、その伝説的な兵器をよくぶっ壊しまくったな。



さすが魔王様だぜ!!



「……クラーケンが消滅しちゃったよ」


「凄いパワーね……」


クラーケンはレーザーによって消滅させられていた。


兵器恐ろしすぎる。


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