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魔王様!?桃源郷(ハーレム)創成記!  作者: 日鏡ロイ
第8章 死の焔(ほのお)
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「……叩け、『くずれ』」


大剣を上段に構えた私は剣技を発動する。その動きに沿って大剣は大きな軌道を描いて空気を切り裂く。


その衝撃波は目にも止まらぬ早さで『クルセイド』の元へと突き進んでいった。


ボコォッ!!!


その一撃は『クルセイド』がいた場所を文字通り完全に崩壊させた。


しかし相手も簡単にやられる様な敵ではない。


軽々と左右に飛んでプールサイドへと着地する。


「うぉ!中々やるじゃねぇか!」


「あらあら、凶暴な剣筋ですね〜」


「よし……柊菜!」


「了解ですわ!」


『崩』によって二手に分かれた『クルセイド』を私たちも二手に分かれて闘いを挑む。


刀音は……よし、ユウを呼びにいったようだな。


私はホムラの前へと着くと大剣を構えて相手を睨みつける。


ホムラの金色の甲冑はV字型に目のところが切り込まれているが、その中は真っ暗で素顔は見ることができない。


「あらあら、強そうな方が相手ですか」


「ふん、どう考えても貴様の方がシノという奴より強いだろう」


敵がランスを顕現させた時に瞬時に分かった。ホムラの方が魔力の量も質も上だということが。


「うふふ、そんなことないですよ?

シノちゃんだってあの金髪の子には負けません」


「…ならお前を倒して助けに行くまでだ!」


その声と同時にぶつかり合う大剣とランス。

大剣の大きさは普通にランスの全長を超えており、まともに受ければ一刀両断されてもおかしくないサイズだ。


「ふふっ、凄いパワーですね」


「大剣『滅神刀』は私の魔力を喰い、更にその重量もパワーも上昇する!!」


上昇していく魔力に合わせて『滅神刀』がホムラのランスを押し返していく。


この戦闘スタイルは魔力の消費が激しいが、私の魔力はまだまだ残っている。魔力量が多いのが私の最大の特徴なのだ。

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