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なんて思ってる時期が僕にもありました。
「きゃあっ!!!?」
「ミイ!!」
バニシングノヴァでエネルギー砲の対処をしつつ、クラーケンに攻撃を与えているとミイの声が耳に入った。
ミイの方へ視線を向けてみるとそこにいたのは、クラーケンのヌルヌルの足に絡みつかれて宙に持ち上げられているミイの姿。
ちなみにあの黒色の際どいフリルの付いたマイクロ水着姿のままである。
「み、見てないで助けなさいよぉぉぉ!!」
「……面妖な……」
もうこれ……なんていうエロゲ?
クラーケンの細い足(太い足も細い足もあるみたいだ)は何本もミイの身体にまとわりつき、その白くて細い身体の見えてはいけない部分が見えそうになっている。
「ゃっ…んっ! ちょ、ちょっと……ひゃうぅんっ…!?」
クラーケンの足に全身を蹂躙され、甘い声が自然と出てしまうミイ。 顔はすでに真っ赤だ。
おぉふ……上のおっぱいのところにクラーケンの足が入ってる……
「眼福ありがたや」
「手を合わせてないで助けなさいよぉぉぉぉっ!!!!」
海岸では氷付いた海に手を当てながら、エレナが沖合で闘う2人の事を眺めていた。
既に周りの人々はホテルなどに避難しており、このビーチには自分一人しか残っていない。
「……あの2人大丈夫なのかなぁ」
ミイがイカの足に絡み取られて宙吊りにされているのを見ながら、エレナは呑気そうに呟くのだった。




