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魔王様!?桃源郷(ハーレム)創成記!  作者: 日鏡ロイ
第7章 ブルーパージ
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25

南国リゾート地〈フルード〉



「……レン君……もっと優しく……」


「ちょっとレン!もう少し下よ!」


「こ、ここか…?」


「そう、そこよ…!」


「じゃあ入れるぞ……」


「お願いレン君…!」







パカッ


俺の手が巨大な砂山の穴を貫通させた。


「やったー!完成したー!」


「長かったわね!」


「疲れた……デカく作りすぎなんだよ……」


3人の前にそびえ立つのは巨大な砂で作られた城。


泳げないエレナも遊べるようにとミイが提案したのだ。


まず最初に土属性で土台を作って徐々に砂を削って形を整える、そして何故か真ん中に穴を開けてみよう、ということになったのだ。


「にしても少し疲れたわね」


「作ったのほとんど俺なんですけど……」


エレナとミイの2人はあまり砂は付いていないが、俺は砂だらけだ。


時刻はそろそろ10時になる頃だろうか。太陽も真上に上がり始めて気温も上昇してきている。



「ねぇミイ、かき氷買ってきてくれない?」


砂の城を完成させた俺たちはパラソルの下で休憩を取っていた。


「うん、何味にする?」


「私はイチゴでお願い」


「俺はレモン」


「りょうかーい」


ミイはエレナの言うことには素直に聞いて行動するのだ。



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