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「エレナはまだなのか?」
「水着のサイズがなんとかかんとか言ってたけど」
「説明アバウトすぎ」
俺は身体を起こすとサングラスを外す。
海といばサングラス、だと上田君に言われてたからだ。
「ひと泳ぎしてきますか……ってぶふふぉぉぉぉっ!!?」
「ちょっと!?何で鼻血出してぶっ飛んでるのよ!?」
約2メートルぶっ飛んだ俺は鼻を抑えて現実を理解しようと必死になる。
「出血多量で死んじゃうんじゃないの?」
「……」
俺がぶっ飛んだ理由はミイの今の格好だ。
「な、何よ今度は金縛りにでもあったの?」
ミイはいつものように水色の髪を青のゴムでツインテールにしている。
そして違うのは水着だ……!
俺と同じ17歳にしては幼い体つき、細っそりとした手足は白くてスベスベしてそうだ。
身に付けている水着は黒色にフリルが所々ついた布面積のかなり少ないビキニ。
腰の水着は紐を引っ張れば脱げてしまうタイプだ。
一言で言うなら……いや、これは一言で言えないな。
可愛らしい身体付きにセクシーな水着。その未発達な胸を隠す小さなビキニは、たとえおっぱいが小さくとも興奮してしまう。
セクシーな水着と可愛いさの溢れる身体。そのギャップが素晴らしい効果を生み出している。
「……今なら…死ねる……」
魔王はロリコンに目覚めたようだ!▽