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「ちょっと!急すぎるわよ!」
「うるせー、俺が打ってるときに邪魔しやがって!」
「それはあんたがロリっ子とか言うからでしょ!」
「まぁとりあえず交代」
俺はパソコンをミイの目の前に移動させる。
二人ともベッドの上に転がったままだ。
「え、えーっと、名前どうするの?」
「ロリっ子は?」
「却下」
「ツンデレ」
「却下」
「Aカップ」
「却下!」
「貧に…」
「却下!そのカテゴリから外れろ!」
「んじゃ美少女でよくね?
向こう美女だし」
「……べ、別に私美少女なんかじゃないしっ!」
ツンデレ萌え。
「俺から見りゃ十分美少女だって。
ほら、もしかしたら向こうはブスなのに美女とか言ってるかもしんねぇだろ?」
「……っ、あんた本当にデリカシーないわね。
それに美女さんは美女に決まってるわ」
パチパチパチッ
「はいはい、ほら名前作ってやったから早く話してやれ」
何回か自撮り写真くれって言ったのだが、今のところ全てゴリマッチョの写真しか送られてきていない。
絶対可愛いはずがないな、うん。