2
ニートでのテロ事件から数日たった休みの日。
することもないので俺は部屋に篭ってパソコンをいじっていたわけだが……
「何でこうなった?」
いつも俺はパソコンはベッドに寝転んでうつ伏せになりながら使用している。
飯を食った後も同じようにしてパソコンをいじっていた。
「なによ、あんたが来いって言ったんでしょ」
痛てぇよ!頭を急に回すな!ツインテールが顔面にぶち当たってるんだよ!
パソコンをいじっている俺の横にはミイが同じような体勢で画面を覗き込んでいた。
一人用ベッドだからかなり狭い。
「へぇ……意外とバッテリーとかハードもしっかりしてるのね…」
ミイがパソコンを触って頷いている。
めっちゃいい匂いするんですけど!?
こんなに密着して何かしたいんですか!?
「何か他に機能とかないわけ?」
「モンモンモン……ん?
あ、えっと、デスパイアのインターネットに繋いでチャットとかできるぞ」
パソコンをいじるミイを見ながら、首筋めっちゃ綺麗舐めたいとかいう煩悩が吹き出しそうなときにミイが話しかけてきた。
パソコンのバッテリー消費節約の為にあまり無駄な機能は付属していない。美女(このパソコンを作らせた奴)とのチャットや『ピー』なものを見ることくらいしかできない。
一応『ピー』なものは俺しか知らないパスワードが必要だからミイには絶対バレないわけだが。
「へぇ、じゃあ誰かとチャットさせてよ」
「良いよ、あいつだったら…大丈夫かな」
俺はパソコンを操作していつものチャットの画面を表示する。
最近連絡してないから文句言われそうだな。
「あいつ?」
「俺の友達、というか師匠的な?」
パチパチっとキーボードを打って、師匠的な存在、美女に応答を求める。
が、なかなか返事がこないので俺達はボンヤリとしていた。
「ねぇあんたお風呂入った?」
「まだでござる」
「え?そうなの?
いい匂いしたから、てっきり入ったと思ったんだけど」
「それならミイの方がいい匂いだ」
「匂いフェチ乙」
「(´・_・`)」
ポーン
という、匂いに関して話しているとチャットに返事が帰っていた。