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箱庭ドールの遊戯  作者: 吹瑶紫靉
第一章
5/5

「私」の動機の恋慕い

〝キーンコーンカーンコーン〟

チャイムが鳴った。


「あ、チャイムが鳴りましたね!次どこ行きますか?」


高校って、チャイムが鳴ったら自由に校内移動していいんだ。


「そうだなあ。理科室、とかどうかな」


数来の提案に、穫盧が頷く。ここで、いやだ。と言うのもあれだし、私ものっかることにする。


「よし、決まりだね!行こうか」


茜の次は、数来を殺そうかな。この子も統率力がある。

私達は、体育館をでると、数来のあとをつけ理科室に向かう。


「そういえば、ここの制服ってかわいいよね」


移動途中、穫盧がそんな事を言いだした。制服は、ボタンが付いた白いシャツに、ネクタイが付いていて、ブレザーというはおりをはおっているデザインだ。下は、至って普通の黒いスカートを履いている。高校は靴も靴下も指定があるらしく、白い靴下に黒いメイドの靴のようなものを履いていた。

高校の制服が一般的にどんなものか知らないため、これが可愛いのか可愛くないのかわからないな。


私がそんなことを考えているうちに、どんどん二人の間で話が進んでいたようだった。


「ねえ、萊猫はどう思う?この制服可愛いかな?」


上の空だった私は、突然話を振られ、少し驚いてしまった。


「う、うん。そうだなあ。私は、可愛いと思うなあ」


私が、そんなふうに答えると、早速穫盧は、数来に話を振った。


「ふふ。そうなんだあ。っほらね!かーずき、萊猫もかわいいって言ってるよ」

「うぐ、この制服はネクタイ好きかリボン好きかとかで別れるから!好み!!」

「ああ、確かに。私はネクタイ好きだけど、数来はリボンが好きなんだ?}

「そーだよ。かわいいじゃん。リボンってフリフリしててさ」


数来の意見に、私はどっちでも良かったからひとまず同意しといた。


「「あーわかる」」


すると、穫盧も同意見だったらしく、声が重なってしまった。


◆◇◆ ◇◆◇


そういった話をしているうちに、私達は理科室に着いていた。

私達は、明かりがついている理科室の扉をそっと開ける。理科室の扉は横開きらしい。


「ん?誰かいるね」


私は、中から物音が聞こえたことを不審に思い、扉を開けた隙間から、そっと覗き込む。

すると向こうも気づいたらしい。「どうしたの?」と呑気に声をかけてきた。

しかも、偶然にもその声の正体は糖だったのだ。……なんかここまでくると、偶然が必然にも思えてきて怖い。


「…あ、さっきぶりだね」

「そうだね。後ろには数来と穫盧がいるのかな」

「うん。そうだよ。ところで、糖はどうして一人で理科室に?」


糖は少し考えたあと言い始めた。


「他の二人が、お手洗いに行きたかったみたいで、待ってるの」

「そうなんだ」


私は、そういうと後ろの二人にはいってくるように手招きする。


「おひさー糖」

「ひさしぶりというか、さっきぶりだね」

「そうだね。やっほー」


二人は、糖に挨拶し糖もそれに対して返事をする。律儀だなあ。


「せっかくだから、糖のグループのメンバーが戻ってくるまでここでお話しない?」

「いいね、それ」

「私はいいけど」


穫盧の提案に、数来と糖も了承したので私も「私も」と、同意を示しておく。

すると、早速数来が口を開いた。


「ねえ、糖。糖はなんでこの遊戯(ゲーム)に参加したの?」


遊戯(ゲーム)?ここは学校じゃないのかな? え?


「あー、そこから聞いちゃう?実はね〜好きな人がいてね。でも同性だったから、色々こじらせちゃってここにいるみたいな。こんなの聞いても面白くないでしょ?」

「私は結構好きだな。前回の対人戦の方も対戦相手に遊戯(ゲーム)に参加した理由聞いたし」

「私は、あんまり。ほとんど人と話すことなかったし。今までのも協力型の遊戯(ゲーム)は少なかったから」


糖の答えに、数来、穫盧と順に返事を返す。いやまて、それよりも私は、遊戯(ゲーム)というのがわからない。ここは高校で、私はここにいるやつを殺す。なにが、どうなってるんだ? 私がうろたえていると、一通のメールが届く。メールはピロンと音を立てると、送り主がだれか表示させた。


私は、さっさと携帯電話を取り出し、送り主を確認する。そして表示された人物は、紛れもないあの人だった。「てん、しゅ……」と思わず言葉が漏れてしまった。幸い小声なことや向こうでまだ話していることも相まって、三人には聞こえていなようだ。


……それにしても、このタイミングで店主からのメッセージなんて、遊戯のことに関係あることに違いないだろう。それに、よくよく考えれば、監視カメラや盗聴器があるわけでもないはずの学校に、どうして()()()()()()()()店主が一定数殺したという情報を入手できるのか。色々考えているうちに、ますます怪しくなった。


「ごめんね!三人とも、ちょっと私お手洗い行ってくるね」


それだけ言うと、私は返事も待つ余裕すら失せ足早にトイレへ向かった


最後まで読んでいただきありがとうございました!いよいよ雲行きが怪しくなってきましたね()

ぜひ次回も読んでください!!次回の投稿は3月8日です!

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