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箱庭ドールの遊戯  作者: 吹瑶紫靉
第一章
3/5

一歩一歩

三話目です!

「……す、ごめんなさい。少し、電話がかかってきたので、席を外しても?」

なぜ店主からかかってきたかは知らないが、一様電話には出といたほうがいいだろう。一旦、時間がかかると判断し応答拒否した。


「ふふ。私はいいと思うわ。皆様は?」


樺恋が問うと、周りも「まあまだ始まるまで時間があるし……」や「電話なら仕方ないよね」といったように納得しているようだった。


「と、いうわけでどうぞ、電話したらいいわ」

「ありがとう」


お礼を言った後、席を立つと一旦部屋に戻る。

〝プルルル プルルル〟


店主に電話をかけると、すぐに繋がった。


「店主。この時間は学生と先生方で集まると知っていますよね?今かけないといけないくらいの緊急事態なんですか?」


ふう。我ながら長く喋ったかもしれない。


『いやあ。ごめんねえ。さっき多分自己紹介してたでしょ?そのとき、名簿なくて誰がどういう漢字とかわかんなかったよね。だから今からそれをファイルで送るから見てほしくて〜』

「え?そんなこと。とりあえず見ときますね」

『そんなことって〜。結構大事なんだけど?まあいいや。じゃあ、メールに送ってるね』

「わかりました。それでは」


そう言って、電話を切った。はあ。そんなことか。本当、苦労を考えてくれ。一旦、メールを確認しよう。いつものメールを開いて、店主からのメールを見る。

  

〝・霧喪  本名→水雲希莉 

 

・藍埜  本名→秋宮彩唯  

 

・穫盧  本名→木津森和穩 

 

・春燈 本名→樋口葉瑠

 

・御酒 本名→隅木みと

 

・糖  本名→東條茜

 

・数来 本名→数森紀那

 

・胡桃 本名→水野玖瑠実

 

・心寧 本名→牡蠣峰瑚々音

 

・樺恋 本名→喜連花怜  〟 


ああなるほど、こんな字だったんだ。でも、わざわざ愛称をこんな複雑にする意味なかったと思うけどなあ。まあ、関係ないけどね。


一通り名簿に目を通すと、携帯電話をポケットに入れ、また教室へと向かう。


◆◇◆  ◆◇◆


「ごめんね。ちょっと、長引いちゃって遅れちゃった」

「まあ、仕方ないですわ。始まるまでまだ時間はありますしね」


というか、応答するのがさっきから全部樺恋何だが。他の人は、あまり喋らないのかな。


「あ、あの!」


そんな中、樺恋以外の一人が口を開いた。


「?」


ああ。穫盧か。


「そ、その。萊猫は誰と行動するかとか、決めてる、の?」

「えっと……?特には」


ちょっと待って。一緒に行動するって何???学校だからほぼ全員と一緒じゃないの?中休みとかのことかな。


「じゃ、じゃあ。私と一緒にいてほしくて。いいかな?」

「いい、けど」

「やった!ありがとう」


中休みとか一緒にいるだけで、そんなに喜ぶなんて。変わってるなあ。


「穫盧。もう早速、グループをつくったのね。わたしたちも作りましょう」


樺恋がそう言うと、それぞれがかたまり始めた。霧喪・藍埜で一グループ。胡桃・心寧・樺恋で一グループ。春燈・御酒・糖の一グループ。そして、数来も加わった私達で一グループ。

全部で、四グループになった。


はて?なんでグループに分かれているんだ?授業の席とかかな?高校とか()()()()()だし、よくわかんないな。ていうか、先生たちは?二人だったよな。二人でグループを組んでる、霧喪と藍埜かな。


「グループ、できましたわね。基本、このグループで行動するのよ?わかりました?」


樺恋が言うと、口々に「わかりました」などの声が聞こえる。私も一様、「わかりました」と言っておく。


「あと、五分で始まるね。私達はここ。胡桃たちは音楽室、春燈たちは給食室、数来たちは体育館に行ってね。それじゃあ、また鉢合わせしたときに」


え? 授業する場所、教室じゃないんだ。先生たちだけ教室ってどうなってるの??? 


「萊猫?どうしたの?ボケーっとして」


あ、いけない。私ったらボーッとしてしまっていた。


「ううん。なんでもないよ。初めてだったからちょっとびっくりしちゃって……」

「ああ、そうなの。私も()()()()()()()

そうだったなあ」


えっと、数来ってもしかして、りゅ、留年?うー、ごほんごほん。忘れよう、うん。




 少し歩くと、体育館についた。そして、またもや電話もなった。

……店主だった。


またか。と思うとため息が漏れてしまう。 

仕事の話かもしれないし、私は二人に電話にでないといけないと言う。承諾をもらうと、体育館を出る。


そして、ひとまず、体育館の近くにあった、閉鎖的な物置の中に入っていった。



読んでいただきありがとうございました!ぜひ次回も読んでください!


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