序章
この作品を開いていただきありがとうございます!初作品で、文章が結構下手なのですが最後まで読んでいただけると、嬉しいです。
「やめてくれ!お願いだ、何でもするから……!」
本当に醜い命乞いをするなあと思う。今更、これには何もできないだろう。浅はかで、実に、鬱陶しい。己の罪を、死で償えるだけ喜んでいい。
「”あああ“ああ”あああ“ああ”ああ“あああああああ”」
醜い断末魔を最後に、彼は無様にこの世を去った。本当に、馬鹿馬鹿しい。こんなやつのために、私の時間を割くなんて馬鹿げている。まあ、これをすることで給料があるため、あまり文句は言えないのだが。
数日後、私の所属する組織『アイギリ』から、呼び出しがあった。お陰で、私は朝から憂鬱な気分だ。なにせ、組織からの呼び出しは大抵面倒なことが多いからである。家を出て、ポツポツと朝の道を歩く。この時間帯は通勤・通学生が多く、人が多くなる。人に気づかれないよう、私は誰もいない路地裏の方へ曲がっていく。
そこには、小さなカフェがある。今日も、シャッターは下り、「休み」の看板が書いてある。私は、そこに遠慮なくノックをする。すると、「はーい」と間抜けな声が聞こえてくる。
「萊猫。月雲」
私がそう言うと、〝キーイイイ”〟と古びたドアが開くような音がした。私は、さっと裏にまわり、開いたドアからカフェ内に入る。店主は私が入ったことを確認すると、ドアをしめた。
「それで、ご要件は?」
はあ、と思わずため息が漏れてしまう。朝の人が多い中、それも本部に直接呼び出しなんて、最悪なことくらいわかると思うだろう、ため息くらい許してほしい。
「いやー、相変わらず無愛想だな。会いに来てそうそうため息なんて、この私に会えるのは、滅多にないし萊猫くらいなんだけど?」
店主の、私すごいだろ自慢(?)を、華麗にスルーし、本題に入るように催促する。
「はあ。まあいいわ。今回の要件は、とある村にいる少女たちと小さい高校に行ってほしいの。全校生徒はあなた達を抜いて七人。先生方は、うちの二人よ。村までの地図は後で渡すから、そこでその学校の人達と仲良くしてほしいわ。それ以降の内容は、学校生活の中で言うわね。あと、学校まで結構遠いのよね。学校に生活できる部屋があるから、そこをみんなで使ってね。仕事が終わったら、家に帰ってもらっていいから。大体、二ヶ月ほどで終わるわ。二ヶ月分のあなたの家賃諸々は私が払っておくから、そこは安心してね。明日の四月十三日に入学式があるから、そこから学校に入ってね。試験とかの手続き云々は、こっちで済ませてあるからね。じゃよろしくね〜」
……はあ。この店主ったら話が長い長い。長いくせに早口。ちょっとは人の耳と頭の負担を考えてほしい。それに、二ヶ月も学校で過ごせって、学生時代に戻るような気分だわ。本当に面倒だ。まあいい。これだけの仕事ってことは、給料は弾むはず。
「……わかりました。給料の方はどれくらいですか?」
「あなたなら聞くと思ったわ。うーん、そうねいつもの三倍でどうかしら」
私の言葉に、鼻で笑うと店主はそう言った。そのくらいもらえるならいいか。よし、
「その仕事、引き受けます」
「そうくるよな〜。んじゃ、任せたぞ〜」
「了解しました」
そう言うと、私は再び入ってきたドアを開け、カフェをあとにした。
読んでいただきありがとうございました!できれば感想やアドバイスなどしていただけると、幸いです!ぜひ、次の話も読んでいただけると!




