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五章
暇つぶしに書いた小説です、よかったら読んでください。
ー2028年ー
ロシア・モスクワ市、ドンスコイ墓地。雨が降る中……傘を差しながら墓地の中を白髪の青年があるいている、するとその青年は二つの墓石の前で止まった。
「今日は雨ですね、それに少し肌寒い」そう言って二つの墓石を見ている。
「また聞かせてくださいよ、爺ちゃんの話…それと、お二人のことも」その青年は懐かしそうに語った。
「昔爺ちゃんに言われたんです、自分がいなくなったら…たまにここに来てお二人と話してくれって。」墓に向かってそう言った。
「爺ちゃん……俺が5歳の時に心臓の病気で死んじゃったから、爺ちゃんのことはほとんど覚えてないけど。その言葉だけは、ずっと覚えてたんです」
彼は祖父と交わしたそのだけは、何年経っても忘れなかった。
「爺ちゃん、嫌ってはいたけど……尊敬はしてたんですよ」そう言って笑った。彼が見ている墓石にはロシア語で[Ахопо][Баккаппо]と書かれていた。そして青年は「また来ます」と言い残し、雨の中歩いて行った……。
ー終章ー
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