四章
暇つぶしに書いた小説です、よかったら読んでください。
この先、あいつの想いを繋げることはできるのだろうか。そう考えることしかできなかった。
今まで誰かに何かを託されたことなどなかったから、やり方を知らない。
「あいつの想いって、なんなんだろう」
「私達にはわかりません、でも、人から人へ紡いでいく"言葉"があの人の伝えたかったことだと私は思います」
その言葉を聞いてゲキオコは下を向く、まるで希望がないかの様に。
「私にはできません、だから貴方が。貴方があの人の想いを繋いでください」
「……でも、俺には無理だ。あと何年生きれるのかさえわからない、そんな俺に。できることなんて」
「下向きな気持ちにならないでください、貴方は誰よりも強い人です。弱音を吐かず、常に進んで路を開いてくれる」
その言葉を聞いて、瞳に少しの光が宿った。
「って、あの人いつも言ってましたよ?大切な友達だって」
「……、あいつの言いそうなことだな…」
下を向いて涙を流していた。
懐から何かを取り出した、それはリメッポの眼鏡だった。ゲキオコはそれを握りしめ、その手を胸に当てた。
その時、彼女も棚の上にあるリメッポとの写真を笑顔で見た。
そして時が過ぎ、ゲキオコは帰ることにした。
「京子さん、ありがとうございました。あいつの想い、俺が繋いでいきます」
「はい、お気をつけて」
そう言葉を交わし、ゲキオコはその場を去った。その途中、立ち止まって星空を見上げた。
「待ってろ、俺が。お前の分まで生きる」
そう言葉を残して、彼は帰って行った。
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