三章
暇つぶしに書いた小説です、よかったら読んでください。
あれは京子が小学生の頃、近所の同年代の子供数人に虐められている時のことだった。
「やめろよ!」そう言ったのはリメッポだった。
「なんだよお前」
「関係ないだろうが」
暴言を浴びせられているが、そんなことは聞かず虐めっ子達を追い払おうとした。だがそれに対して叩く、蹴るなどを寄ってたかってしてきた。結果的に追い払うことはできたが痣だらけだった。
「大丈夫?」
「……どうして……」
「僕、困ってる人がいたら放っておけないんだ」
その言葉を聞いた瞬間京子は涙を流した。そんな彼女の頭をリメッポは優しく撫でた。
昔からこうだった。彼は自分のことは考えず、他者のために身を張れる善人だった。
京子はそんな彼が心の拠り所だったのだろう。
だから、最初にお付き合いをしようと言ったのも彼女だ。その言葉に対してリメッポは笑顔で「はい」と言った。
そして数年が経ち、リメッポがアホ軍に行くことになった。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」そう言って彼を見送った。
バガ軍との戦争が始まってから、彼は一度家に一時帰宅していた。
「それじゃ戻るよ」
「……はい」彼女はそう言って俯いた。
「どうしたの?、大丈夫だから。絶対帰ってくるから」
「でも……、怖い……」そう怯える彼女の手を取って言った。
「ねぇ、この戦争が終わったらさ。僕たち、結婚しよう」
「え……」
「だから、もう泣かないで」そう投げかけてリメッポは彼女の頭を撫でた、あの頃のように。
そして彼女は自分の感情を押し殺し、笑顔で彼のことを見送った。
「行ってらっしゃい!」
彼女がそう叫ぶと、リメッポは振り返り笑顔で手を振った。だが、その見送りを最後に彼は戻って来なかったーー
「本当…、良い人です…」
その言葉の後に、一粒の涙を流した……。
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