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託想  作者: Gohan / ゴハン
3/5

三章

暇つぶしに書いた小説です、よかったら読んでください。

あれは京子が小学生の頃、近所の同年代の子供数人に虐められている時のことだった。

「やめろよ!」そう言ったのはリメッポだった。

「なんだよお前」

「関係ないだろうが」

暴言を浴びせられているが、そんなことは聞かず虐めっ子達を追い払おうとした。だがそれに対して叩く、蹴るなどを寄ってたかってしてきた。結果的に追い払うことはできたが痣だらけだった。

「大丈夫?」

「……どうして……」

「僕、困ってる人がいたら放っておけないんだ」

その言葉を聞いた瞬間京子は涙を流した。そんな彼女の頭をリメッポは優しく撫でた。

昔からこうだった。彼は自分のことは考えず、他者のために身を張れる善人だった。

京子はそんな彼が心の拠り所だったのだろう。

だから、最初にお付き合いをしようと言ったのも彼女だ。その言葉に対してリメッポは笑顔で「はい」と言った。

そして数年が経ち、リメッポがアホ軍に行くことになった。

「行ってきます」

「行ってらっしゃい」そう言って彼を見送った。

バガ軍との戦争が始まってから、彼は一度家に一時帰宅していた。

「それじゃ戻るよ」

「……はい」彼女はそう言って俯いた。

「どうしたの?、大丈夫だから。絶対帰ってくるから」

「でも……、怖い……」そう怯える彼女の手を取って言った。

「ねぇ、この戦争が終わったらさ。僕たち、結婚しよう」

「え……」

「だから、もう泣かないで」そう投げかけてリメッポは彼女の頭を撫でた、あの頃のように。

そして彼女は自分の感情を押し殺し、笑顔で彼のことを見送った。

「行ってらっしゃい!」

彼女がそう叫ぶと、リメッポは振り返り笑顔で手を振った。だが、その見送りを最後に彼は戻って来なかったーー

「本当…、良い人です…」

その言葉の後に、一粒の涙を流した……。

続きもよかったら読んでください。

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