表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
託想  作者: Gohan / ゴハン
1/5

一章

暇つぶしに書いた小説です、よかった読んでください。

まだ夏の暑さが残る頃、終戦となり全てが終わったのだが、まだ気持ちの整理がついていなかった。

「……」ゲキオコは椅子に座り、虚ろな目しながら窓から見える太陽を見ていた。すると棚の上に置いてある眼鏡に目が留まった。そして何かを思い立ったかのように椅子から立ち上がり、どこかへ出かけた。

行き着いた先はリメッポの家だった。

「こんにちは」

「はーい、あ、激波さん」

「どうも…、…あいつの墓参りに…来ました」そう言って二人はリメッポの墓がある場所へ行き、ゲキオコは手を合わせた。

「あの…、今日はどうして?」

「……、立ち直れない自分への……慰めです、ずっと、あいつのことが頭から離れなくて……。今まで誰かのために泣いたことなんて一度も無かったのに、あいつだけは……どうしてか涙が出るんです」

「それは、あなたがあの人のことを大切だと思っていたからだと思います」京子さんはそうゲキオコに言った。するとゲキオコは少し笑みを浮かべそっぽを向いた。

「そうか……そうだな……、今まで友達がいなかった俺と話してくれたのは……あいつだけだった。だからそんなあいつを俺は……いつの間にか大切に想ってたんだな」下を向きながら言った。すると涙を流した。

「あいつのおかげで……、俺に無かったものができたんだ……」ゲキオコは涙を流し、泣きながら震える声でそう言った。それを見ていた京子さんも次第に涙を流した。

「なんで………お前が……、いなくなるのは俺で良かったろ………」ゲキオコは涙に打ちひしがれながらそう問いていた。

やがて日が暮れ、想いを馳せる……。

続きもよかったら読んでください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ