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一日だけサンタに就職したけどただの社畜でした

作者: 株式会社サンタクロス 東海地方支部長

日本の子供の数が想定より少なくてビビりました。

日本の未来はこの社畜たちの顔のように真っ暗だ...

「もういやだぁぁぁぁぁぁ!!!」

俺は平井健氏、36歳。普段は一応大手と呼ばれる会社に入社しているが

やっていることはただの社畜である。

そして今日は12月24日。突然社長から

「一日だけ異動ね」と言われかなりの額の報酬も

もらっているので引くに引けない状況だ。そして今。12月24日午後8時総勢8万人の下請けサンタが

集まっている。サンタクロースというのは日本の子供にプレゼントを届けるという

一見すれば華々しいものだが実態はフィンランドのサンタクロースをCEO、その下に各地方のサンタが配属されその下にさらに都道府県ごとにサンタが配置される。そして市町村ごとに区切りその下に自治体ごとに

配属される我ら下請けサンタがいるというわけだ。

日本には大体1400万人ほどのプレゼント受給対象者が存在し、そこから悪い子が省かれるので実質1200万人程度である。ここから一人当たり割り振られる子供の数はは150人程度。

ただし夜が明けるまでに届けなくてはいけないので時間は21~6時の6時間のみ。全国の

家庭に配置されているスパイサンタがプレゼント受給者を早く睡眠に誘うため21時という

比較的はやい時間から配ることが可能なのである。しかしプレゼント受給者一人に懸けられる時間はわずか

2.4分=160秒である。160秒以内に扉の鍵を破り

プレゼント受給者の枕元。もしくはクリスマスツリーなる目印のもとに置き、再び物音を立てず配送元から出て扉を施錠するのである。一回だけならまだしもこれを150回。連続で成功させなければならない。

サンタ株式会社は今や業界人気NO.1だが実際の業務を行うのは我々下請けサンタである。

あぁ、市長サンタからエナジードリンクが配られ始めた...また始まってしまうのか...

だが俺はやる。報酬をもらった以上これは仕事だ。社畜にも社畜なりの矜持ってもんがあるんだ。

21時まであと30秒...行くぜ相棒.......ハンドベルの音が鳴り響いた。その瞬間音速を超える速度で下請けたちは走り出した。否。空を駆け出した。プレゼントの受給資格を持つ子供のために1年に一度

下請けサンタは最強のブラック企業として登場する

クリスマスってことで短編を書いてみました。

勢いに任せて書き下したので

いろいろめちゃくちゃだと思いますが、

こんなもんなんだな。と思って楽しんでください

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― 新着の感想 ―
煙突が無い家は大変ですよねー。
2024/12/25 12:54 退会済み
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