4皇女様はお父様の許可をとってきてほしいと頼まれました
急に頼まれて驚いた。
リア姉曰く、いくらゼンノ王国と同盟を組んでいるとしても今回の王太子とのリア姉との結婚は利益がなさすぎるらしい。
逆ならまだしも、もしもの時に自分が人質になったら大変だからと言う理由で反対されるかもしれないとういことだった。
賛成してくれると思うんだけどな。
まぁ、それでお姉さまの気持ちが楽になるならまぁ。
でもまずは王太子のことをお父様が認めなかったら無理だと思うんだよね。
意外とああ見えて私以外の家族もちゃんと愛しているから。
私のことになると他の人よりわかりやすく過激になるだけだから。
そのせいでみんな勘違いすんだよね。
確かに私のことは他の家族より過激になるから、私だけが特別だと思っている人が多いけど。
意外と他の人たちも大切にしてるんだよね、すっごくわかりにくいけど。
私の時以外でもわかりやすくすればいいにに、
あっ、お父様の執務室に着いた。
リア姉が手を握ってくる。
大丈夫だと思うけどね。
王太子のことは嫌ってはいないみたいだし。
大丈夫でしょ。
「「失礼します」」
「あぁ、ソフィーとオリーアか、どうしたんだ?」
「あの、その、」
お父様圧かけないであげてよ、リア姉が可哀想。
「はぁ、リア姉がお願いしたいことがあるだってお父様!」
「わかった、申してみろ」
「ゼンノ王国の皇太子と婚約しとうございます、父上」
「そうか、この間、皇太子からもお前と婚約したいと言われていたが、本人の返事次第と言っておいた、、、、、
わかった、お前の答えはそれか、婚約を認めよう」
「っ、ありがとうございます、父上」
よかったね、リア姉
「ありがとう!お父様!」
「「失礼しました」」
部屋を出る
「ありがとうソフィー!」
「どういたしまして、よかったね」
赤くなってる、今日のリア姉はレアだ。
後日、リア姉とゼンノ王国の王太子との婚約が発表された。
リア姉との婚約を狙ってた男達はガッカリしていた。
これで、婚約していない皇女は私だけになった、面倒だぁ。