3皇女様は姉と王太子をくっつけたい。
今日はゼンノ王国の王太子が来る!
めっちゃ楽しみ、だって人の恋愛話って楽しいじゃん。
まぁ、自分と好きな人が被ってたら大変だけどさぁ。
そこは心配ない。
だって、シア姉は、、、まぁ、この話は今度しよう。
とにかくイングライアン帝国の第二皇女である姉からの婚約の申し込みが断られることはないでしょう。
でもさぁ、リア姉と相思相愛なら私もいいんだけどさぁ。
もあいも、王太子がリア姉をむげに扱ったら、ころs、、、まぁ、ちょ〜っとおこっちゃうかも。
そうそう、ちょ〜っとだけ。殺しはしない、物理的にではなく、社会的に制裁を加えればいい。
殺したら、苦しみは一瞬なのだから。
王太子さまの到着みたい。本当は基本的に第一皇女とかが、最初に挨拶したり、王宮を一緒に回るんだけど、まぁシア姉だってリア姉が王太子が好きなのは知っているから代わってあげているのだろう。
彼の時だったら、絶対に何があろうと譲んないだろうけど。
いつもは何と言うか、微笑むぐらいしかしない社交界でも彼がいると心からの笑顔で笑う。
シア姉と彼は両片想いだから大丈夫だと思う。
お父様にも、彼かシア姉が婚約の話をしに来るまでは、シア姉に勝手に婚約者を決めないでほしいって言っておいたからね。大丈夫大丈夫。
おお、もうそろそろパーティが始まるみたい。
行かなきゃ。
最初のダンスに王太子がリア姉を誘っている。
真っ赤になって了承している。
レアだ、レアじゃん。リア姉って、吊り目だし、ツンデレだしで誤解されることが多いんだよね。
かわいい。やっぱり、お姉さまはツンの時は美しくて、デレの時はめちゃかわいい。最高。
あれ、王太子もちょっと赤くなってる。おぉ、大丈夫そうだね、よかった、よかった。
流石に姉の初恋相手を殺すのは気が引けるからね、
もちろん、物理的ではなく!社会的にだよ!勘違いしないでよね。
ちなみにその後2人でテラスに行って帰ってきた時に報告されたけど、告られたって。
よかった、本当によかった。リア姉にも幸せになってほしいからね。