2皇女様はパーティに出たい
最近、やたらと、お兄様とお姉様が部屋にやってくる。
いや、前から、よく来てたけど、最近は回数が多い。
前は、毎日入れ替わり立ち替わり、来てたけど、最近は、同時に何人も来るのだ。
まあ、この間までは、私の誕生日パーティの準備で忙しかったからだし、
パーティの準備を頑張ってくれてたみたいだからむげにはできない。
そのせいで、私が怒れないことをいいことに部屋に入り浸っている。
いや、別にいいんだよ、来てくれるの嬉しいから。
でもさぁ、ノア兄は忙しいはずなんだよ、皇太子だからさぁ。
何で一番長い時間来ているのだろう。
仕事は大丈夫なのか。
逆にリア姉の方がなんか忙しそう。
なんかあったけ?
「ノア兄」
「何だ?」
「何で最近、リア姉がめちゃくちゃ忙しそうなの?」
「あぁ、知らなかったのか、まぁ、サフィーは参加しなくてもいいから、言わなかったけど、今度、ゼンノ王国の王太子が来るんだよ。」
ふぇ〜、いや、ノア兄が一番忙しいはずなのでは!?なんでだよ!
でも、それぐらいで、リア姉が忙しくなる理由がない。
それにリア姉は忙しいっていうか、うーん、何ていうんだろう。
ソワソワしてる?感じがする。
「リア姉、ソワソワしてる、最近」
「よくわかったね〜、オリーアはゼンノ王国の王太子が好きなんだよ」
「本当!」
「あぁ」
なるほど、好きなんだ、好きなんだ
てか、お迎え私が行っちゃダメなの?
えっ何で?この前10歳になったのに、ここじゃあ、貴族のは10歳で自分の家紋のパーティ以外に出でいいはず。
てか、まずまずうちの身内が開くパーティなんだから、いいでしょ。
「ノア兄、パーティ出たい!ダメぇ?」
上目遣いを兄に使う。
これに弱いのだ、ノア兄は。
「うっ」
きいてるきいてる
「ダメぇ?お願いノアにぃ」
「いいぞ、、ぁっ」
よし!勝った!