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帝国の皇女様  作者: Morisa1380
1日常
3/8

2皇女様はパーティに出たい

最近、やたらと、お兄様とお姉様が部屋にやってくる。

いや、前から、よく来てたけど、最近は回数が多い。

前は、毎日入れ替わり立ち替わり、来てたけど、最近は、同時に何人も来るのだ。

まあ、この間までは、私の誕生日パーティの準備で忙しかったからだし、

パーティの準備を頑張ってくれてたみたいだからむげにはできない。

そのせいで、私が怒れないことをいいことに部屋に入り浸っている。


いや、別にいいんだよ、来てくれるの嬉しいから。

でもさぁ、ノア兄は忙しいはずなんだよ、皇太子だからさぁ。

何で一番長い時間来ているのだろう。

仕事は大丈夫なのか。


逆にリア姉の方がなんか忙しそう。

なんかあったけ?


「ノア兄」


「何だ?」


「何で最近、リア姉がめちゃくちゃ忙しそうなの?」


「あぁ、知らなかったのか、まぁ、サフィーは参加しなくてもいいから、言わなかったけど、今度、ゼンノ王国の王太子が来るんだよ。」


ふぇ〜、いや、ノア兄が一番忙しいはずなのでは!?なんでだよ!

でも、それぐらいで、リア姉が忙しくなる理由がない。

それにリア姉は忙しいっていうか、うーん、何ていうんだろう。

ソワソワしてる?感じがする。


「リア姉、ソワソワしてる、最近」


「よくわかったね〜、オリーアはゼンノ王国の王太子が好きなんだよ」


「本当!」


「あぁ」


なるほど、好きなんだ、好きなんだ

てか、お迎え私が行っちゃダメなの?

えっ何で?この前10歳になったのに、ここじゃあ、貴族のは10歳で自分の家紋のパーティ以外に出でいいはず。

てか、まずまずうちの身内が開くパーティなんだから、いいでしょ。


「ノア兄、パーティ出たい!ダメぇ?」


上目遣いを兄に使う。

これに弱いのだ、ノア兄は。


「うっ」


きいてるきいてる


「ダメぇ?お願いノアにぃ」


「いいぞ、、ぁっ」


よし!勝った!


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