おやすみなさい…。
今日も冴えない顔
俯いて歩く
誰も気になんて留めてないから
私も気にしない
流れるように素早く
流れてく街並み
いつもと変わらない風景が
私に与えられた4分の1
もう過ぎ去ってる人生
たいしたことない時間
なんてことない景色に
溶け込む他の誰かが
まるで異次元にいるみたい
別世界
分け隔てられた雲の向こう
地上に降りそそぐ夜間の流星群
遥か彼方
遠くて聴こえない
観てみたかった群光
私の空はいつだって暗い
それでも期待している何か
揺り動かされた4分の1
これまで生きて来た当たり前
一瞬でも
輝いてみたかった
大人に成り切れないただのわがまま
恵まれてるなんて
幸せなのよ…なんて
聴きたくない
そういう言葉吐き捨てて
私に浴びせかける
どこまでもブラックホールみたい
心無くしてるんでしょ?
どこまでも冴えない顔
ぶら下げて歩く
上を向くより下を向いている方が楽…だよ
いつだって傷つくから
台風の真ん中でうずくまる私
誰かみてる
雨雲レーダーは
常に張り巡らされていて
どこにいるかなんて
大人たちの手のひらの上
見張られているんだ
いつか地球上の高気圧に変わること期待されて
私の中で渦巻いてるもの
全部壊して
ちょっとだけ後ろめたくなって
確かめたかったんだ
大陸を渡る海風
カモメでもウミネコでもどこまでも翼運ぶ
どこまでも風になる
沈みゆく太陽超えて
水平線覗きこむ
夜になる一歩手前
夕暮れ
私
誰かそこにいるのかな…
期待しても届かなかったもの
ありふれた結局
想い描くもの
そりゃそうだよ
『片割れ時』…なんて言葉
信じてみる
やっぱり…そうでしょ?
ねぇ…そうでしょ?
人は一人では生きられない…なんて
想い出してみる
大人になるための
片方欠けたピース
私だけの半分
2分の1
探してみる
カレンダー上の今日という日
沈みゆく夕日をみて
夜空に昇る星をみて
真夜中の時間に月をみた
窓辺にそよぐ風
海の向こう側の遥か彼方にいるのなら
夜の空よりも濃い青色
星に溶かして
輝いてみたい
見つけてくれるかな
会いに行っていいかな
ダメかな…私
不安になる前に目を閉じて
ベッドに沈み込む
眠らなきゃ…
朝日が来る前に
夢に潜って
どこかにいる貴方みつけに
深く深くどこまでも夜空とも海とも言えない場所
何も知らない私に
教えて