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就職先?魔王の執事(メイド)ですが...  作者: ダコ
友との出会い
1/3

エピローグ

人生初めての作品なので、温かい目で見ていただけると嬉しいです...

「俺は何をしているんだろう」

 と自問自答すること早1週間。

 

 未だにシュウは受験に失敗したことを落ち込んでいる。

 

 携帯の通知を確認すると色んな友達から励ましの文が送られてきている。


 今の自分にとってそれはただの嫌みでしかない...


 こんな生活を1週間も続けていれば人間というものは怠ける性質があるようだ。


 ただぼーっと過ごせば1日が終わる。


 今日もまたそうだ。


 いつものように1日が終わる。


 何もしなければずっとこのままなのだろうか。


 この姿こそ毛嫌いしていたニートではないのか?


「就職先探すか...」

 

 そう言って寝る日々ももう1週間が過ぎようとしている。


 全てをあきらめたかのように今日もまた眠りについた。


「ん?ここはどこだ?」

 

 上を見ると雲ひとつない空。


 下を見るとそこには大勢の人が城を囲っていた。


 どうやら空を飛んでいるようだ()


 とりあえず降りようと城に近づいてみると、声が聞こえた。


「この世界に害をもたらす魔王よ無駄な抵抗はやめ大人しく出てこい。貴様に勝ち目などないぞ」

 

 どうやら人間と魔王が戦っているらしい。


「せっかくだしその魔王さんのお顔を拝見してみようかな?」

 

 そう言ってシュウは城の中へと入り込んだ。


 しかし、城の中には召使いどころか家臣もいなかった。


 不思議に思っているとある部屋から泣き声が聞こえた。


 見てみるとなんと自分と同じくらいの年の子が1人で泣いていた。


 どうやら彼女が例の魔王らしい。


「どうして...私は何もしていないのに。生きているだけでどうして憎まれなくてはいけないの...」

 

 どうやら、ただの悪者ではなさそうだ。


 俺の感がそう言っている。


 正直この子と結婚したい()


 そう思っていた矢先人間がこの部屋に入ってきた。


「我らの敵憎き魔王よ。貴様を連行する。」

 

 無慈悲にも奴らは彼女を押さえつけて身動きを封じた。


「嫌!離して!!」

 

 奴らは本当に人間なのか?


 奴らが魔王と呼ぶ彼女の方が全然まともだぞと思いつつも、何も出来ない自分が情けなかった。


 どうやら向こうから見えていない代わりに、こっちの攻撃が当たらないようだ。


 これでは見殺しにするだけではないか。


 いや、まて彼女は魔王だ。


 それにこれは夢ではないのか?


 ならばなぜこんなに悲しむ必要があるのだろうか。


 なぜ涙が止まらないのだろうか。


「彼女を助けなきゃ」

 

 そう言って城を出ると、彼女が処刑されようとしていた。


 場の空気からして最後の一言を言う場面であろうか。


 止めようとはしたでも自分には何も出来ない。そんな時彼女は言った


「友達が...欲しかった...」

 

 そう言い残し彼女はその世を去った。


「やめろ!!!!」

 

 その言葉は無慈悲にも周りの大歓声にかき消された。


 彼女を殺した人間が憎い。


 それ以上に何も出来なかった自分が憎い。


 ただの夢のはずなのに...


「彼女を助けたかった?」

 

 自分を包み込むような声が何処かからか聞こえた。


「君は誰だ?」


「彼女を助けたかった?」

 

 あ、こいつは何か答えないと先に進まないやつだ。


 俺の感がそう言っている。


「当然だろ。こんなところ見せられてそう思わない奴がどこにいるんだ?」

 

 その時その声の持ち主が現れた。


「あなたはお優しいのですね... 彼女は人間達から魔女と呼ばれていたのですよ?」

 

 白い衣を羽織っており、その姿は女神そのものであった。


 一体何者なんだ...


「私は女神ですが何か?」


「え、もしかして頭の中で考えていることも分かっていたり?」


「ええ、女神ですので」

 

 そんな面倒くさい女神がいてたまるか!


「ここにいますが?」

 

 ああ、もうダメだこりゃ...


「まぁその話は置いておいて、本当にあなたは魔王を助けたいのですか?」


「勿論。逆になぜ女神であるあなたが分からないんだ?俺の心も読めるんだろう?」

 

 すると彼女は真顔でこう答えた


「私には言葉は読めますが、感情というものを知りません。故に、あなたが何故助けたいのかが分からないのです」


「もしも理由は特にないと言ったら?」


「人間という生き物は理由無しに行動するのですか?」

 

 うん、これ無限ループだなこりゃ。


「まぁ、いいでしょう。私はあなたに興味があります。

故にこの世界に介入する力を与えましょう。あなたが望む世界を私は見てみたい」

 

 そう言い終えた瞬間自分自身が光出した。


 あれ、本当に夢なんだよなこれ。

 

 なんか目眩がしてきたぞ。


「貴方が彼女と作る世界、私も楽しみにしています。

また逢える日が待ち遠しい。ではまた」

 

 そう言い残し彼女が去った瞬間、深い眠りについた。





















「うーーーん。なんか凄い夢だったなぁ」

 

 そう言って目を覚ますと目の前には見覚えのある光景が広がっていた。


「え?嘘だろ...まさかあの女神本当に?」


 浪人ニートシュウなんと異世界に来てしまいました。


「どどど、どうしよう?」

 


























〜とある野原にて〜


「今日も...ダメだった...」


 これで何度目だろうか?


 私が近づけばみんなが逃げる。


 なら、私が近づかなければいい。


 友達なんていらない。


 そう思っていたはずだったのに...


 数百年振りだろうか、この思いが湧いてきたのは。


 でも、結局友達なんて出来やしない。


「お母さん...もう私、限界だよ...」


 そんな時だった、あいつと出会ったのは


「友達が...いつもそばにいてくれて、何でも話せるそんな友達が欲しいよ...」


「その友達というのは人間も含まれますかね?」


 声の聞こえた方を見ると、そこにはとてつもない魔力を秘めた人間がいた。

〜今日の一言〜

今考えている構想のままだと、あらすじのような展開まで数年かかる()


(魔王)ちなみに、この後書きに関しては投稿サイトによって内容が違います!

他にも色々と差別化したいと思っているので、良かったらあらすじの方から違うサイトもよろしく!!

(作者)覚えてろよあの駄女神...(ノベルアップ+版ご報告参照)

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