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開明高校生徒会録  作者: ヒッキー
9、10月
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9、10月−23 ミッションスタートだ!

 このサブタイトルでグリーンリバーライトさんの声で再生された人はヒッキーと同種です。

 「ここからは戦場だ!!お前ら、死ぬ覚悟はあるだろうな!?」


 『おうっ!!』


 「生きて帰ることを考えるな!!死んでも任務(ミッション)をクリアするつもりで逝け!!」


 『おーっ!!』


 「すべてをこの(クラス)に捧げろ!!これは聖戦だ!!死を恐れるな!!我々には死んでも勝つ意味がある!!」


 『イエーッ!!』


 「それではこれより執事&メイド喫茶、ゴッドウォーズを開店する!!」


 「……」


 「……」


 「……」


 そんな輪の中に入っていない執事が1人とメイドが2人。もちろん俺とラブ、トバリの3人だ。


 「あいつらはなんであんなにテンション高いのよ?」


 「俺も同感だ。低血圧のことも考えてほしいぞ。」


 「ははは……。でも士気を高めてくれるのはいいことですよね。」


 現在の時間は7時55分。いわゆる開店5分前というやつだ。どこのバカが朝8時から来るんだ、と思ったがどうもけっこういるらしい。


 なんでも毎年、人は来ていたらしく、さらに去年のは予算があったから派手にやったら話題にあがりこんな時間でも近場の学生は来ているようだ。


 「それにしても、さすがハルさんの妹と言ったところか?」


 ユリは前で演説を続けている。


 「それを言ったらレンだってそうよ。なんで始まる前から元気なんだか。」


 レンは他の奴らを煽る役に徹している。あの2人でこの状況を作り出しているわけだ。


 「それにゴッドウォーズって何よ!?」


 「ゴッドウォーズ。直訳すると神の戦争かな?」


 「神の戦争で思いつくのはラグナロクぐらいだな。」


 たしか北方神話だったはず。


 「君たちはもっとテンション上げなよ。」


 「そうだよ!!そんなんじゃ聖戦でも負けちゃうぞ!!」


 いつのまにか主犯2人がきていた。


 「いきなりこんなテンションについていけるわけないでしょ。」


 「僕の予想ではレイヤはあの会長さんの相手をしてるからついてこれると思ったんだけど。」


 「朝は弱いんだ。そんなことより、もうすぐ8時……」


 ピンポンパンポン


 噂をすればだ。


 『みんな、おっはよー!昨日はよく眠れた?ちゃんと準備はOK?ただいま8時ぐらい!ということで、生徒会長、佐倉 芽がここに白桜祭の開祭を宣言します!!』


 それを合図に人が動き始めた。


 「さて、お仕事の時間だよ。」


 やる気あるのかないのかわかりにくいな。


 「……やっぱりこの服でやるの?」


 トバリはやはり恥ずかしいらしい。


 「だ〜め。みんな一緒なんだからあきらめちゃいなよ。マナちゃんはあきらめてるよ。」


 それを当然、却下するユリ。マナちゃんってラブのことか?


 「えっと、私はあきらめるのになれちゃって……」


 間違いなくメエのせいだな。


 さて、仕事をやりますか。


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