4月ー8 対策
「第1回、対策会議。」
パチパチパチ
そして俺の部屋に。あれ?第三館のくだりはまったく無しで移動ですか?というか俺がつかまって第三館に連行されたんだけど、カットですか?
「会議には生徒会メンバー全員に集まってもらいました!」
そのために引っ張られたのだが、内容は完全カット。でも、おもしろかったからな!
「みなさんには学校側と交渉できるのは何かを考えてほしいのです。ていうか考えろ。」
なんかなりふりかまわずみたいだな。
「あの、まずは学校側にそんなに握られたらやばい問題なんてあるんでしょうか?」
ラブの発言に俺以外は悩み顔になった。
「ではでは、立案者の考えをお願いします。」
ハルさんはおれのほうを見て言った。
「まあ、何があるかはわからないが、何かはあるはずだ。」
俺は断定的に言った。
「なぜそこまで断定できる?」
「去年までの予算編成を見ればわかる。」
全員がマジさんがコピーしてくれた(メエはいきなりなくしたので俺のを見ている)を見た。
「ええと、数字がいっぱい。」
「……それはボケなのか?俺はツッコミしたほうがいいのか?」
「ボケじゃないから大丈夫。」
メエはそう言ったが、周りは苦笑いをしている。それでも自信満々といった様子だ。
「ねえねえ、去年は増えすぎだよね?」
「そして、今年はまたいっきに減っていますね。」
ハルさんとラブは口々に言った。
「なるほどな、そういうことか。」
マジさんがやっとわかったというようにうなづいた。
「どうしてなんですか?」
「つまり、何年も同じだったのがいきなり増えて、また減ったのだから、去年は何かをしたということだ。」
「……だから?」
他の面子は納得しているのに、メエだけはわかりませんでした。
「そこでだ……」
「ちょっと!ちゃんと教えてよ!」
「誰かしてやってくれ。」
「断る。」
「右に同じ!」
「私も自信がありません。」
「無理。」
全員で断念。またメエはメソメソしてしまった。しかし説明していると1時間ぐらいかかりそうなのでながしておく。
「まずは情報だな。」
「そうですね。」
ということでマジさんの言ったとおり、明日は情報収集をおこなってそしてもちあうことになった。まあ、言っちゃうと進展なし。今回の成果、メエがメソメソしただけ=マイナス。
「情報なし!?」
次の日、生徒会棟にメエの声が響きわたった。
「昨日のことは大丈夫みたいだな。」
「もちろん!切り替えの早さはボクの長所だよ!」
たぶん忘れるのが早いのだろう。
「そんなことより情報なしってどういうこと!?」
「文字通りです。いろいろな噂はありましたが、学校側が知られたから予算を上げるほどのことはありませんでした。」
「例えばどんなのがあったの。」
確かにどんなのがあったのだろう。ちなみに俺はまったくわからなかった。生徒会の情報をまとめたのはマジさんなのでまったく知らなかった。
「ということで例えばだ。」
どうも、アニメって面白いな、作者のヒッキーです。
やっと動いたか。でも動いてない時と状況が変わってないし。次で打破するのか!?