表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
開明高校生徒会録  作者: ヒッキー
9、10月
86/172

9、10月−16 大丈夫か生徒会⑩

 少し不安はあったがそう言われたのでそれを信じて着替えることにした。


 「お、おさがわせしました。」


 着替え終わって出てみるとたしかにラブは復活していた。平常時よりは顔は赤いが、さっきみたいに変な言葉を繰り返したり顔からけむりを出すことはなくなっていた。


 「いや、それよりも治ってよかったよ。」


 「……あの、ゼロくんはさっきみたいな状態の人がいたら誰でも今さっきみたいなようにしますか?」


 「さっき……ああ。取り乱してしまったのか。そりゃあ目の前であんな状態になられたら

誰だろうとあれくらい取り乱すさ。」


 「そう、ですよね。」


 あれ?なんとなくラブがシュンとなった?


 「でもさ……」


 「?」


 「やっぱりラブだからあそこまで取り乱したってとこはあると思うぞ。」


 「え?」


 ありゃ?今度はポーッとしだした?


 「やっぱりレンやメエみたいな何が起こってもおかしくないやつらがそんなふうになったらまだしも、いつもはそんなことはないラブだからな。やっぱり他のやつよりは驚くよ。」

(↑ラブは聞いてない)


 「……おーい、ラブー?」


 「は、はい!?」


 「本当に大丈夫か?やっぱり保健室に行ったほうが……」


 「だ、大丈夫です!!」


 「いや、でも……」


 「もう元気ですから!!」


 た、たしかにこれだけ大きな声が出せるなら問題はないかもな。


 「おーい!終わったんだったら片付け手伝ってよ!」


 「ああ、わかった。」


 トバリたちが片付けを始めたので俺らも片付けに加わった。そのときなぜか「女ったらし」や「天然ジゴロ」と言われた。なんでなんだ?






 「やっぱり問題なしだったね。」


 寮までの帰り道、俺、メエ、ラブ、ハルさん、レン、トバリ、ユリとさっきまで騒いでいた7人で帰っていた。


 「まあ、だいぶゆるめにチェックしたからな。厳しめ見たらお前のクラスのはアウトだったが、せっかくの学園祭なんだ。少々おおざっぱにしたって罰は当たらないだろ。」

実を言うといろんなクラスに少しずつ改善要求はしといたんだけどな。


 「あとは各クラスが頑張って、本番で最高のものを見せるだけだね。」


 そんな単純なのかね。


 「いやいや、なんとなく何かが起こる気がするよ!」


 「なんかお姉ちゃんが言うと本当に起こりそうだよ。」


 「さすがにそれはないと思いますよ。」


 俺も何も起こらないことをねがっている。しかし……


 「?どうかしたの、ゼロ。顔が怖いよ。」


 「いや、なんでもない。」


 このまま何も起こらないことはないと思う。願わくは準備ぐらいは平和にすごしたいな。


 これにて大丈夫か生徒会シリーズ?は終了です。最後に一言。


めんどくさくて題名を同じにしたんじゃないからな!!


……言わないほうがよかったかも。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ