9、10月−15 大丈夫か生徒会⑨
ただただやわらかい笑顔でメエを見つめる。
「本日も楽しまれましたか?」
「えっと……楽しかったよ。うん、楽しかった。」
「なるほど。それはよかったです。……と、こんな感じなんだけど。」
「……うん、なんとなくゼロっぽい。」
「これが俺っぽいねえ。」
なんとなく若いイメージはないな。もしかするとちょっとじじくさいくらいのほうがいいのかもしれない。
「うーん……メエちゃんの言うことは正しいかもしれないけど、お客さんのニーズを考えるとやっぱり最初のほうでいかせてもらうね。」
俺の意見はなしですか。わかってたけど。
「いやいや、これはボクの感覚だから気にしないで!」
「わかってる。なんてね。なんとなくいい友達になれそうだしよろしくね!」
「うん!」
あつい握手をかわした。なんとなくベクトルも似てるしいい友達になれるだろうな。
「ねぇねぇ。」
それを見てると後ろからレンがつっついてきた。
「ん?どうした?」
「せっかくだから愛佳ちゃんの専属執事になっちゃえば。」
「ふえっ!?」
ラブがすっとんきょうな声をあげた。そりゃそうだろ。俺だってそうしたい。
「もちろん今日だけだよ。練習もかねて今日だけ、いや、このさい下校までだけでも愛佳ちゃんの専属執事になってあげなよ。」
「そ、そんなこと……」
「……悪くないな。」
「ええっ!?」
「俺も執事に慣れてるわけじゃないし、実際にやってみてみないとわからないこともあるだろうしな。そういうわけだからよろしく頼む。」
「あの、その……」
「受けちゃいなよ、愛佳ちゃん。またとないチャンスかもしれないよ。」
「へ、あ、ひ……」
プシュー
?何の音だ?
「ひ、ひ、ひ……」
「って、ラブ!!顔からけむりが出てるぞ!!」
「ひ、ひ、ひ……」
なんかラブが壊れた機械みたいな状態になってる!?
「くそっ!気は進まないが変態のところに連れていくぞ!」
原因がわからないとはいえここよりあいつのところのほうが安全なのはわかる。
「「ちょっと待った!!」」
さっさとラブを保健室に運ぼうとしたがユリとトバリに止められた。
「どうした!?」
「いや、運ぶ必要ないから。」
「むしろ運ばないほうがいいよ。」
「やっぱり変態じゃダメか。ならどこに……」
「……なんか高月くんって完璧人間だと思ってたけど……」
「うん。意外と抜けてるし、にぶいよね。」
「?たしかに昔から抜けてるだにぶいだと言われたことはあるが……」
「と・に・か・く!!着替えスペースで着替えなさい!!」
「着替え終わるまでにはちゃんと直しとくから。」