9、10月−12 大丈夫か生徒会⑥
この作品は本日をもって10万字を突破しました。
さらにPVアクセスも9万突破!!
そんな作者からみなさまへ
39!!
「そして、ここが最後か。」
最後に登場は俺とラブのクラス。
「ちょっと!脱がさないでよ!」
「大丈夫さ!男連中は全員外!教室の中は女子ばかり!何もはずかしがることはない!さあ!思う存分脱ぐんだ!!」
「その外にいる男連中が覗きそうだから怖いんでしょ!!」
「グヘヘ!そんなわけがありませんでしょ、姐御!」
「その話し方の時点で信じられないわよ!!」
「そんな強情な姐御には、みなさん!!脱がしてしまって下さい!!」
「OK!!」
中のほうがいっきに騒がしくなりだした。
「あんたたち、やめなさい!!」
「大丈夫だって。見られたって減るものじゃないよ。」
「あんたら、人事だと思って……ち、ちょっと!!やるなら1人でやるから!!本当に脱がさないで!!」
「ゲヘヘ。早く姐御の白い肌を太陽のもとにさらけ出す……」
「いつまでそのバカコントをやるつもりだ!」
おもしろいからもうちょっとほっといてみるかとほっといたら今度はいつまでも終わりにならないからとりあえず止めた。
「だめだよ!女の子の裸を見ていいのはその女の子に認められた人だけなんだよ!!」
「大丈夫だ。俺たちは認められてる!!」
「え?そうなの?ならボクは止められないや。」
「うそよ、うそ!!私がなんでそんな変態どもを認めないといけないのよ!!」
「えっ?うそ?」
「はずかしがるなよ、マイスイートハニー。」
「え?ホント?」
「そろそろやめろ。」
こいつらはほっといたら本当にいつまでもやっている可能性がある。
「中もさっさと着替え終われよ。こっちは生徒会の仕事もあるんだからな!」
「実を言うとこっちはOKだよ!」
「それを先に言え。」
俺はまだ頭が混乱しているメエを教室の中にほうり込んだ。
「じゃじゃーん!!実はまだ着替えきっていま……あれ?メエちゃん?何で?ここで高月くんが入ってきてものすごい大あわてする様をこのカメラで激写できるって予定だったはずなのに?」
「なるほどな。そういう作戦だったのか。」
「あ。」
「よくもクラス全員でここまで面倒な作戦を組んでくれたもんだな。主犯はレンあたりか?」
「ありゃ。一気にそこまでわかっちゃうの?」
「普通、着替え終わったら着替えた人間が言うだろ。でもトバリは何も言わなかった。何か言うなら大丈夫かと思ったかもしれないがさすがにさっきまであれだけ言ってたトバリが何も言わないのはおかしいと思ってな。」
「あちゃー。やっぱり飛鳥を仲間に引き入れれなかったのはでかかったな。」
「いきなり私の裸を世にさらせって言われてうなずくわけがないでしょ!!」
「このごろのマンガでは肌をさらけだしたくてたまらないという生徒会長だっているんだぞ!それに比べたらお前のやっていることなんてとてつもなく小さいことだ!!」
「それと比べるな!!」
どうでもいいから外内で漫才をやる前にさっさと仕事をさせてほしい。
「ねぇ、ゼロ。」
「なんだ?」
「ボクも肌を見せたほうがいいのかな?」
「真剣な声でそんなこと聞くな。」
こいつはこういうことをすぐ真に受けるから困る。
「中はそろそろ着替え終わったか?」
「ち、ちょっと待って!」
「え?着替え終わってるよね?」
メエが言っているのだから間違いないらしい。
「入るぞ!」
今度は俺が普通に入った。そこにいたのは超ミニスカートのメイド服を着て顔を真っ赤にしながら必死にスカートの裾を押さえているトバリがいた。
「……まあ、なんだ、もうちょっと堂々としていたほうがいいと思うぞ。」
「う、うるさいわよ。」
その姿にはいつもレンを殴りとばしたり、全員に鬼のような気配で指示を出しているトバリのオーラのようなものが感じられなかった。
「とにかく全員入れ。」
「ちょっと待って!!」
いつもの鬼の形相でもじもじしながらトバリが叫んだ。
「ど、どうにかこの姿を見せるのだけはかんべんして。」
そしてまたおとなしそうな感じになった。
「お前の気持ちはわかった。」
「じゃあ……」
「さっさと入ってこい!」
「なんで!?」
「こっちは仕事が終わらないんだよ!着替えは終わってるだろ!」
「鬼ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいい!!!!!」