9、10月−11 大丈夫か生徒会⑤
気づけばPVアクセスが8万超えてる。なんか、ありがとうございます。マジでうれしいです。そして気づけば81話目。本当にうれしいです。
そんなときに送るのは……ああ。この話か。
「ついにきました、1年生!!」
「できれば何もなく終わる……わけないか。」
最初からもっともやばい気がする榊のクラスだ。
「失礼します。」
「生徒会情報局の佐倉 芽です!すぐに作っているものを見せてください!」
「どこのネタだ!?」
「いらっしゃい。」
榊が死装束に身をまとっていた。
「え?え!?え!!」
「榊、お化けバージョン?」
「あ、お化けですか。」
こういう服を見たときに死装束と見るかお化け屋敷とかの衣装と見るかの違いだろうけど、普通はたぶんお化けだと思う。
「お化け屋敷とは聞いていたが、正直かなり心配していたぞ。榊のいるクラスだし、いきなり闇の中で榊に踏まれる企画なんかを考えているのかと思っていろんな意味でヒヤヒヤしてたが、この様子なら大丈夫そうだな。」
「もちろん。私がやるのは踏むなんて優しくないわ。ちゃんといすにしてあげる……」
「即刻取りやめろ。」
「でも……」
「取りやめろ。」
「……ケチ。」
くそっ!今回くらいは榊がまともだと思ったのに、やっぱりそんなうまくいかないのか!?
「……でも、さすがに衣装とかに問題はなさそうだな。」
確認してみたがそこまで露出がひどいから注意しないといけないというものもない。考えてみればお化け屋敷なんだから当たり前なんだけど。
「ところがどっこい!実はここは……」
「ここは問題なしだから次のクラスに行くぞ。遅くなったら今日中に回れなくなるぞ。」
「そうだね。」
「わかりました。」
「あれっ!?絡みなし!?誰もが無反応!?ハルちゃん、ショーック!!」
「続いてはここ!!」
「あれっ?メエちゃん?」
「会長って今日は仕事じゃないの?」
ついにメエのクラスだ。
「メエちゃんはクラスでも人気ものなんですね。」
「仕事はゼロたちに任せてボクも手伝う?」
「だ、大丈夫だ!!」
「私たちだけで問題なくできるよ!本当に!!」
「でも……」
「「大丈夫だから!!」」
「……」
「……人気もの、ね。」
「ははは……」
どこにいようともメエはメエ。扱いもさほど変わりはないらしい。
「……そこまで言うなら心配しないね!よし、ゼロ、お願い!」
「わかった。」
チェックしているあいだにボソッと「そっちも大変だな。」と言ったら、「そっちほどじゃないわよ」と返ってきた。
「ところでやけに木材が多いな。体育館の貸し出しも出してたし、何か大掛かりなものになるのか?」
一応思い出してみると、たしかメエのクラスではクイズをやると書いてあったはずだ。体育館の貸し出しもあったから来た人も参加できる形の○×クイズでもやるつもりだと思っていたんだが、どうやら違うらしい。
「ダメですか?」
「ダメではないが壊れないように丈夫なものを作ってくれよ。壊れて誰かが下敷きになったなんてシャレじゃすまなくなるからな。」
「その辺については十分に注意しとくわ。」
ならここも大きな問題はないな。