7、8月−24 終了とやられ役
あけましておめでとうございます!!
今年も開明高校生徒会録とヒッキーをよろしく!!
俺はさっきと同じように突っ込んだ。
「甘い!」
ガッ!
尾道はまたカウンターの構えをとったが次の瞬間に俺の突きをくらわした。
「げほっ!げほっ!」
尾道はのどと鳩尾を押さえてもだえていた。これがほぼ同時に2ヶ所を突く技、二点連突だ。
「これがちょっとだけ本気だ。」
それだけ言ってダンボールを開けた。中には幸せそうに寝ているメエがいた。
「幸せそうな顔しやがって。」
まあ、無理矢理縛られたりしてなくてよかった。
「あ?やられてんじゃん。」
「マジ?やっぱりあんな熱血バカはいやだっていったじゃん。」
後ろから渋谷にいそうな男たちが現れた。
「……男にナンパとはどれだけ物好きだ。」
「ちげーよ!!」
「俺らはそっちに用があるの。」
「なんだナンパはメエか。でも、こいつは今寝てるぞ。」
「問題ねーよ。」
「そいつは連れていくだくだし。」
ああ。つまりそういうことか。
「だからおとなしく……」
「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええ!!!」
メキッ!
バチャーン!
とりあえず一番前のやつを吹っ飛ばし海に落とした。
「な、なにしやがる!」
「相殺だ。」
「どこがだ!!」
「言っておくが俺は今、機嫌が悪いんだ。さっさと帰らせろ。」
「なめんじゃ……」
「乙女の敵は死ねー!」
「グフゥッ!?」
どこからともなくハルさんが跳び蹴りをしながら現れ、渋谷にいそうな男はまた1人、海の藻屑となった。
「やっほー、ゼロ。メエちゃんは見つかった?」
「このアマ!何……」
「あそこですやすや寝てますよ。」
「おい!話を……」
「あらら。はしゃぎすぎた?」
「死にさらせぇぇぇぇぇぇぇえええ!!!」
渋谷に(以下略)がいきなりキレた。
ガッ!ゲシッ!
「急がなくても踏んであげるわ。」
榊も登場。ということは……
「すまない。遅れた。」
「やっと追いつきました。」
マジさん、ラブも登場。これで生徒会全員集合だ。
「てめぇら……」
「……死ぬか?」
「失礼しましたぁ!!」
さすがに人数的に厳しいと感じたのか渋(以下略)は逃げていった。
「さて、時間は何時ですか?」
「7時半だ。」
なるほど。7時半か。なるほど……
「って!もう始まるじゃないですか、浴衣コンテスト!」
「もうあきらめたほうが……」
「いや、だめだ。これでメエが機嫌悪くなったらどうせ俺があやすこととなるんだ。そんなことやってられるか!!」
俺たちは浴衣コンテストの会場へと走っていった。尾道はほっておいて。