7,8月ー13 登場時のインパクトが重要だ
今回は他作品のお客さまをお迎えしております!!水月五月雨さん著の桜ヶ丘高校生徒会より、桜ヶ丘高校生徒会役員のみなさんをお迎えしました!!
「失礼しまーす。」
「ぎりぎりセーフ!」
「メエぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええ!!!!!」
「きゃぁぁぁぁぁぁああああ!!」
「とうっ!」
メキッ!ドガシャーン!!
何かが飛んできたのでとりあえず蹴り返しておいた。
「やっときたか、ゼロ。会長も。」
「すみません。」
「でもセーフ!」
奥に入ると広めの部屋に丸机が5台くらい見える。
「なかなかいい部屋ですね。」
さらに見てみると何人かの他校の生徒もいるし、窓に頭を突っ込んでいる変人もいる。
「で、俺たちはどこにすわ……」
「高月くん!あれはスルーですか!?」
ラブにいきなりツッコミをされた。
「何か変なところがあったか?」
「おおありです!もう一度部屋を見て下さい!!」
だから、きれいな5つの丸机、それに座る他校の生徒、あれ?リンやフーちゃんがいない。そして窓に頭を突っ込んでいる変人。
「何がおかしい?」
「窓に頭を突っ込んでいるのはおかしいと思わないんですか!?」
「……ああ。」
そういえばおかしいな。
「しかし、なぜかあれはスルーすべきだと本能が告げているんだが。」
「それが正しいと思いますよ。」
いきなり机に座っていた他校の女子が話しかけてきた。
青色のショートカットにきれいな顔立ち。おそらく、『街の人にアンケートしました!この人は美人ですか?』という企画でもあったらたぶん99%(1%は保険)の人が、はい、と答えるだろう。
「どちらさまで?」
「桜ヶ丘高校で生徒会書記をしてます、柊 紫苑と申します。」
丁寧なあいさつをされた。
「しっかりしたあいさつですね。きっとしっかりした会長なんでしょうね。」
「いえ、盗撮するのはおもしろいですけど。」
「……はい?」
「私の撮った写真を見てみますか?」
そう言っていろいろな、プライベートから法律にひっかかりそうなものまでたくさんあった。
見方変更。『街の人にアンケートしました!この人は変態ですか?』という企画でもあったら100%(保険の必要なし)の人が、はい、と答えないだろうか、いや、答える(反語表現)。
「あ、すみません。カメラを忘れてました。」
そう言っていったん退室した。
「……」
「……」
ツッコミなのに何も言えなかった。
「なかなか個性的でしょ、うちの書記。」
そう言って話しかけてきたのは、ぼさぼさの茶髪に一般人てきにはかっこいいと思う。
「僕は桜ヶ丘高校生徒会副会長、萩 昌介。よろしくね。」
そう言って握手を求めるように左手を出してきた。……これは宣戦布告ですか?
「冗談だよ。」
そう言って今度は剣山のしこんである右手をさしだしてきた。
「どっちもだめなルートかぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!」
「めずらしくゼロくんが激しいツッコミを!」
「ははは。なかなかおもしろいね。」
なんてやつだ。
「ところで、桜ヶ丘高校は2人だけですか?」
「いきなり落ち着いた!?」
ラブがいろいろと驚いているがもういいや。
「あそこにささっているのが僕らの会長、夏樹 竜介だよ。」
いつのまにか戻ってきていた柊さんが窓に突っ込んでいる人を撮っている。なるほど。あれが会長か。
「他にも3人の1年生役員がいるんだけど、ちょっと寝坊しちゃってるみたいだね。」
「まあ、そんなにぎりぎりのスケジュールじゃないんでいいと思いますよ。」
「じゃあ、なんでボクたちは急いだのさ!?」
後ろでマジさんと話していたはずのメエがこっちに入ってきた。
いやー、殴られるキャラがいるっていいですね。いろいろと楽しめます。ちなみに1年生軍団は次話登場予定だけど、うん、そうだね。