7,8月ー3 ホテルのロビーですることではない
そんなことを言ってると変なのが奥から出てきた。ごつい体にごつい顔。体格を見るかぎりは柔道かそのへんの格闘技をしているはずだ。
「ボクが会長だよ。」
「覚悟!」
「えっ?」
ガッ!
いきなり攻撃をくらわしてきたのを俺が右手で抑え、マジさんはメエをかばうようにメエを引っ張った。
「何のつもりだ?」
「そちらの生徒会長に勝負をもうしこむ。」
「は?俺が相手してやる。それでいいだろ。」
「それならお前を倒したら会長とたたかえるわけじゃな。」
「うん、いいよ。」
「言ったの。」
「勝てると思ってるの?」
「なめるんじゃないぞ。」
「そっちこそなめないほうがいいよ。」
「お前は自分が当事者みたいな言いかたをするな。」
そろそろ止めないとえんえんと続けそうだ。
「そうじゃな。よし、勝負じゃ。」
相手が構えたのでこっちはファイティングポーズを軽くとった。
「あれ?ゼロは木刀じゃないの?」
あ、こいつ、めんどくさいこと言ってくれたな。
「なんじゃと!じゃったらちゃんと木刀を使うんじゃ!」
あー、うっせえ。せっかく楽になったはずなのに、なんで俺が言われなくちゃいけねえんだ。
「お前はバカか。そっちが有利になる条件で否定するな。しかも、こっちはめんどくさいのにお前みたいな戦いをわかってないやつと戦ってやるんだ。文句言うな。」
「なっ!」
だいぶ目つきが変わってきた。それでこそやる意味がある。まあ、負けないけどな。
「どりゃあー!」
突っ込んできた。と思ったら軽く横に振った。これは柔道の動きだな。
「ふっ!」
思ってた通り取りにきた。俺はうまくかわすふりをしながらわざと袖をとらせる。
「どりゃー!」
しめたと思ったのかそのまま一本背負いに持っていった。まあ、それも予想通りだ。こいつの動きを見るかぎりはいい柔道家だろう。しかし……
「ほいっ!」
「がっ!」
投げられる瞬間に間接に攻撃をくらわせて強引に腕を曲げさせると、そのまま背中に落ちながら肘うちをくらわした。さすがにそこまでくらわすと相手は手を離すしかなくなり、そのまま距離をとった。
「たしかに強いな。でも、それは柔道の強さだ。戦いの強さじゃない。」
「なんでお前もおじきと同じことを言うんじゃ!」
「簡単なことだ。事実だからな。」
「くそっ!」
今度はまっすぐにつっこんできた。形を変えたつもりかもしれないが意味がない。
「はあっ!」
つかみにかかってきたがそのまま相手の腕を持って後ろに倒れこむ。そのまま少し強引に巴投げをくらわせて勝負あった。
更新遅くなってすみません。これには深いわけが……ただ作者が編集を忘れていただけです。次からはもうちょっと早くします。