7,8月ー1 暇で忙しい
いつのまにかPVで26000ごえ。ユニークでは5500をこえていました。本当にありがとうございます。
「ねえねえ。」
パラパラ
「なんだ?」
カタカタ
「なんで夏休みに生徒会の仕事があるの?」
ポンポン
「学校にきけ。」
パラパラ
「あー!!暇だー!!」
メエがいきなりこわれた。
「どうしたんですか、会長?」
「どうしたもこうしたもなーい!!今は夏休みだよ!健全な学生なら家でのんびりとしたり、友達と海に行ったりして、たった一度の夏を楽しむものだよ!なのに、なんでボクたちは生徒会棟に閉じこもって仕事なのさ!?」
この表現は正確ではない。仕事をしているのはメエ以外だ。なぜかというと、まあ、なんとなくわかると思うが、メエにやらせても仕事がまったく進まない。むしろ仕事がふえる。ということで、みんながせっせと仕事を片付ける中、メエだけはいすに座らせていたのだが、さすがに仕事開始1週間がすぎて限界が来た。
「わたしも疲れたよー。」
「私もです。」
「誰かをいじめたい。」
これは他のメンバーにも限界が来てそうだ。
「マジさん、あとどれくらい残ってますか?」
「そうだな……あと1時間もすれば終わるだろ。」
「そうしたら遊べる!?」
「すみません。また新しい封筒がきました。」
ラブが封筒を6枚、手にかかえていた。
「がーん。」
「そういえば生徒会の里帰りはなしか?」
この学校は全寮制なのでたいていの生徒は里帰りをしている。
「わたしは予定にないな。」
「家に帰ると新しい作品を書けって言われるので。」
「帰る気分じゃない!」
「同じく。」
「生徒会長が帰るわけにはいかないよ!」
まあ、全員帰らないようだ。
そう思いながら封筒の中を確認するために開けた。中には……
「……」
「どうしたの、ゼロ?」
「メエおよび生徒会のメンバーのみなさん。」
「それってボクが生徒会のメンバーじゃないみたいだよ!」
「さて、あさってから旅行に行く。」
『は?』
生徒会メンバー全員が?マークを出した。出したいのは俺だって同じだよ!
いやー、受験生だよね、自分。
そんなことは忘れて、今回は7,8月合同にさせてもらいます。