5月 エピローグ
次の日の放課後、生徒会にいつものメンバーが集まっていた。ただし、メエ以外のメンバーだ。
「メエちゃん、だいじょ……」
「みんなー!ちゃんと来てるー!?」
元気いっぱいのメエがやってきた。
「休みから復活して、元気がありあまっているみたいだな。」
「うん!今日からはバリバリ働くよ!」
「頼むから勘弁してくれ!仕事が増える!」
「それってどういう意味!?」
「会長。」
マジさんが入ってきた。
「何?」
「会長に提出していただくレポートを……」
「今日はやっぱり遊ぼう!仕事なんてことはきれいさっぱり忘れて遊ぼう!!」
そんな光景を榊が微笑みながら見ていた。
「?どうしたの、榊?」
「その笑顔を絶望にたたき落としたらどんなに楽しいかな、って思っちゃうと……ふふふ。」
ものすごい恐ろしい笑い声をあげた。
「どうしたの!?ねえ、ゼロ、榊ってあんなんじゃなかったよね!?ボクがいない間に何があったの!?」
「榊はSに目覚めてしまったんだ。」
「Sって何!?やばそうなのはわかるけど、それって『すごい』とか『死を覚悟せよ』みたいな意味じゃないよね。」
「大丈夫だ。Sはサディスト、つまりいじめることに快感を覚える人のことだ。」
「そうなんだ。よかった……って、全然よくないよ!ボクがいじめられちゃうの!?」
「大丈夫。肉体的なものはない。精神的なものだけよ。」
「うれしくない!その情報、うれしくないよ!」
メエと榊がぎゃあぎゅあ言ってるとき、俺は周りを見た。
全員、笑っていた。
これがメエの力なんだと思ってしまった。
「ねえ、どうかしたの、ゼロ?」
「ん?いや、なんでも。」
「そう?笑っていなかった?」
するどいメエはほっといて空を見た。外を見れば小鳥が飛んでいる。中を見れば、何か言っているメエや笑う生徒会役員が見えた。
もうすぐ梅雨がやってくる。
いつのまにかPV15000突破!そして短めですが5月はこれでおしまいです。生徒会新聞5月号を発行したら次は6月です。