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開明高校生徒会録  作者: ヒッキー
9、10月
111/172

9、10月-41 テンション高い人間は面白いけどついていく側は大変なんだよ

 今回はついにゼロ以外の一人称になります!え?何回かあっただろって?……そのときはそのときです。

 ということで、ハルの一人称を楽しんでください。

 ところ変わって藤原晴側。


 「いやいや。ハルちゃんついに戦闘シーン!!これでテンションが上がらずに何が上がるというのですか!?」


 ……さすがに1人でこのテンションはきついわけですよ。


 「ゼロはひどい男だよ。私みたいな他人がいないと死んじゃう生物を、当たり前のように1人にしちゃうんだから。これが幼女虐待じゃなくてなんだと言うのだ!」


 ……さすがにテンションがもう限界なのですよ。


 「……生徒会?」


 「お!?やっと敵ですか!?やっと1人解放ですか!?」


 「……」


 でもでも残念。なんかテンション低そうなのだよ。おかっぱで目が見えてない。そんなんじゃ美少女かわからない!!そして背もメエちゃんほどじゃないけどちっちゃい。典型的な根暗キャラじゃん。


 「……花咲(はなさき) 姫子(ひめこ)っていいます。」


 「わお!!なんかかわいい名前!?そんな根暗っぽいのに!?」


 「え?えと……すみません。」


 「まさかの謝罪!?ツッコミ属性ゼロですか!?」


 これはやりづらい!!ハルちゃんの天敵ですよ!!これならもっと狂ってくれてたほうが楽だったりしますよ!!


 「では、行きます。」


 そう言って右腕をふった。すると何かが目の前を通った。


 「わお?」


 よく見るとワイヤーが前にあった。いや、ピアノ線かな?


 「もしかして曲弦師?」


 「?ワイヤー使いです。それとナイフ。」


 「OK!!」


 「ふえっ!?」


 なんか変な表情されたけど無視。


 「これから私はあなたが何と言おうと姫ちゃんって呼ぶ!!そして、私が勝ったら君を私の好きなようにコーディネートさせてもらうよ!!」


 「え……私が勝ったら?」


 「私は君の言うことを絶対に聞く操り人形になってあげよう!!」


 「……(コクッ)」


 よしっ!!軽くだけどうなずいた!!これで私が勝てば……まずは瞳のチェックだよね。そこでかわいかったら髪型をちょっと髪の足りてない感じのポニーテールと青っぽい髪にして、服はセーラー服。作ってでも用意して……


 「あ、あの、大丈夫ですか?」


 おっと、顔に出てたみたいだ。


 「しかし、これで私の戦う理由ができた。本気出すよ。」


 そう言って私はポケットから武器を出した。


 「そ、それは?」


 「これぞスーパーなボール、スーパーボールだ!!」


 「……はい?」


 まあそんな表情しないで欲しいな。決しておかしくなってないからね。


 「ときに姫ちゃん、私のことはどれくらい知っているのかな?」


 「え?……2年生で生徒会書記。明るくてボケ役。……これくらいです。」


 「うん。だったらそれにこれも加えといて。『数学オリンピック最年少出場』。」


 こんな感じが続きます。

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