4月ー10 調査
「またないー!?」
本日もメエの絶叫から始まる生徒会。
「正確には昨日の情報の続きかやくにたたない情報だけです。」
今日の情報を見ると学校の桜並木はそうじがめんどう(わかりきっているだろ)、昨日の続きで校長は少なくとも月に10日はキャバクラに行っている。そんなもんだ。
「確かに微妙だ。」
「ボクがやめさせられるー!」
「でも、学校側を揺さぶることのできる情報ってどんなものでしょう?」
ラブの一言で会話が止まった。
揺さぶるとなるとかなりめんどうな情報だろう。そんなものがうわさになんかならないんじゃないのか?
「きっと学校の地下には秘密の部屋が……」
「ない。」
「きっと校長は学校のスパイで……」
「校長自信がか!?そこは生徒だろ!」
「……援助交際。」
「榊、たまに口を開いたときに不吉なことを言わないでくれ。」
「あると思いますか?」
「あってほしくないです。」
「あると思いますって言わないとだめなのだよ。」
そのふりなのはわかったけど言いたくなかった。
「ということで今日の雑談の内容は援助交際……」
「そんな内容にするなー!!」
はい、今日も進展なし。わかりきっていたけど悲しいね。
「昨日頼まれていたものだ。」
マジさんは書類を渡してきた。
「ありがとうございます、マジさん。」
「私にはこれの使い方を教えてくれてもいいのではないか?」
「教えるなら手伝ってもらいますよ。」
俺は不敵な笑みをうかべた。
「おもしろそうだから私にも一枚噛ませてくれよ。」
「これはですね……」
細かく説明をした。
「……首を突っ込むべきではなかったな。」
「めんどくさいでしょ。」
ため息をつくマジさんに笑みをもう一度うかべた。
「ということで明日はつきあってもらいますよ。」
「はぁ、聞くべきじゃなかった。」
ということで明日はマジさんとデートの約束ができた。
どうも、この頃疲れやすい、作者のヒッキーです。
やっと動き出したか。ついに、生徒会の力が発揮か?